校長室より
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2019/03/22

第3学期終業式

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校長室前
 皆さん、おはようございます。
 最初に、卒業式の後、来賓や参加した保護者の方や先日のケーブルテレビを見た人からたくさんの電話やメールがあったことを紹介します。「とても感動的でした」や「本当にいい式でしたね」「活気のある学校ですね」など、お褒めの言葉をたくさんいただきました。皆さんが思っている以上に周りの評価が高いことと、見られているという意識を持って、これからも頑張ってほしいと思います。3年前に赴任してきたときと比べても、挨拶や聞く態度、身だしなみ等ずいぶんと成長していることを強く感じます。

 卒業式では、卒業生の厳粛な気持ちと在校生の先輩をを思いやる気持ちが伝わったのだと思います。私自身も、いつも校歌は大声で歌うのですが、1番の途中で、一生懸命に歌う卒業生と在校生、そして教職員の歌声が聞こえてきて、胸にこみ上げるものがあり歌えなくなりました。これからも、ますます、渦潮高校が活気あふれる、魅力ある学校となるであろうと心から思いました。


 今日は、この後、離任式で多くの先生方のお話がありますので、今日は退職前の実感とお礼を述べさせてもらって、勝手ながら話を短縮させていただきます。


 私は赴任してから3年間、学校のホームページに式などで挨拶したことを載せてあります。年間1万5千以上のアクセスがある本校のホームページです。トップページの「学校概要」をクリックして「校長室だより」を開くと、皆さんに話したことをアップしてあります。時々思い出してみてください。私自身の思いや伝えたいことが、実際の話し口調でありませんが書いてあります。


 私は、教師になって退職のこの年まで、生徒に大切なことを伝えたり、教えることに自問自答しながら努力してきたつもりでしたが、この年になってあらためて生徒のみんながどれだけ多くのことを、私に教えてくれたり、考えさせてくれたり、感動させてくれていたかが、わかった気がします。感謝しています。そして、教職員の皆さん、渦潮高校のために本当にありがとうございました。
                                                                               (2019.3.22)


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2019/03/22

水泳シンガポール壮行会

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玄関の優勝旗
 皆さん、こんにちは。

 今日は、「シンガポールスイミングチャンピオンシップス」に出場する23HRの幸田太一君の壮行会に全校生徒が集い、激励できることを大変嬉しく思います。


   幸田君は、皆さんも知っているように、昨年の「えひめ国体100m平泳ぎで7位入賞した徳島県や水泳連盟が期待する競泳の選手です。その幸田君が、見事、日本代表となりシンガポールの地で活躍の場ができることを教職員、生徒一同、お祝いしたいと思います。出場おめでとうございます。


 さて、大会名を聞いて聞き慣れていない人もいるかもしれないので、先日、幸田君を中学校の時から指導している「OK S.S.藍住」の後藤田コーチから聞いた話を紹介します。


 この大会は、13歳から18歳までの競技力の高い選手を、日本水泳連盟が全国から選考し、シンガポールへ派遣している大会です。今年は40人の選手が選ばれました。四国からは4名だそうです。アジアやヨーロッパなど世界各地から選抜された選手が、シンガポールのOCBCアクアチックセンターい集まり、開催されています。幸田君は、得意の平泳ぎで50m、100m、200m、自由形50m、400mメドレーリレーの5種目に出場する予定です。得意の平泳ぎでは決勝に残り上位進出の可能性も大きいと聞いています。是非、日本の代表の誇りと自信を胸に、そして、鳴門渦潮高校の生徒として、全力を出し切って戦ってきてください。


 また、後藤田コーチはこんなことも言っていました。
「幸田君は、OK藍住の選手コースで中学1年生くらいから徐々に強くなり、中学3年で急速に強くなり、これからもまだまだ伸びる可能性があり楽しみです。特に、集中力の高い勝負感の強い選手で、後半競り合いになったら絶対に負けない強みがあるところは天性のものがある。」と。
 皆さんも、徳島の地からシンガポールの幸田君にエールを送り続けましょう。


 最後に、長期にわたる大会と聞いています。身体と心のコンディションには十分に気をつけて、「ALL OUT」つまり全力を出し切って、悔いのない戦いを楽しんできてください。

                                      (H31.3.13)


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2019/03/01

第7回卒業式

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玄関前のお雛さん
式辞
  世界に誇る「鳴門の渦潮」が最も雄大な姿を見せる季節になり、「四国遍路」にも春の気配を感じる今日の佳き日に「徳島県立鳴門渦潮高等学校 第7回 卒業証書授与式を挙行するにあたり、PTA会長 加藤美(み)知(ち)子(こ)様、鳴潮会会長 川田修(おさむ)様をはじめ、多数のご来賓・保護者の皆さまのご臨席を賜り誠にありがとうございます。卒業生の輝く前途を祝福し、激励いただけますことは卒業生はもとより、在校生・教職員一同この上ない喜びであり、心から厚くお礼申し上げます。


  ただ今、スポーツ科学科56名、総合学科166名、計222名の皆さんに卒業証書を授与いたしました。ご卒業おめでとうございます。これまで深い愛情をお子様に注ぎ、慈(いつく)しんでこられた保護者の皆さまにおかれましては、感慨もひとしおのことと拝察いたします。心より祝福いたします。


    世界各地では、人間の尊厳を無視した戦争やテロ、想像を絶する自然災害、経済状況の悪化による貧困、餓死など厳しい現実があります。誰もが平和で安全な国際社会を望んでいるにも関わらず、今もなお、核開発や紛争などによる緊張関係が続いています。国内においても、ITの進化、少子高齢化、グローバル化等が急速に進行する中で災害支援、働き方改革や地方創生など課題が山積しています。


 このような情勢の中でも、夢や希望を持って力強く生きている人もいます。先日、日本競泳界のトップスイマーである池江璃花子さんが白血病であることを公表しました。池江さんは、公表後に次のようなメッセージを送っています。「神様は乗り越えられない試練は与えない、自分に乗り越えられない壁は無いと思っています。今は、焦らず周りの人に支えていただきながら戦っていきたいと思います。」。逆境に立ったときこそ、その人の真の強さや優しさがわかるといいます。池江さんを心から応援して、私たちが今できることをしなければと思います。


 さて、卒業生の皆さんは、渦潮高校の新しい歴史を創ってくれました。今年度の県総体の団体では、男子剣道、女子弓道の初優勝をはじめ7つの競技が優勝、個人においても10個の優勝という過去最高の成績を残しました。昨年度は、女子サッカー部の全国大会でベスト8、野球部の渦潮高校として甲子園初出場、男子バスケット部もウインターカップで2連覇するなどの輝かしい成績を収めました。勝っても負けても、皆さんは、最後までひたむきに戦い続けました。「堂々たる敗者、謙虚なる勝者」を、これからの人生の場面でも実践してほしいと心より願っています。今後もスポーツを通じて、人として身につけた礼儀や思いやり、フェアプレイの精神などを実社会でも十分に活かして活躍してください。


 家庭クラブの全国研究発表では、樫本君が日本一に該当する「文部科学大臣表彰」を徳島県で初めて受賞しました。「祖父の健康を願って」というタイトルで、1年8ヶ月の間、祖父の健康のため食事や運動に計画的に取り組み、血糖値や中性脂肪などが見事に改善されたという内容の発表です。家族全員で取り組んだ優しく思いやりのある実践発表であり、会場の観衆を魅了したと聞き本当に嬉しく思いました。


 授業以外でも、姉妹校の台湾成徳高級中学、企業や会社の経営者、商工会議所の方々等の交流を通じた学びの経験が、グローバルな視点を養うきっかけや将来の自分について考える機会になったと思います。「あらゆる仕事が社会や人のためになっている」ということを実感できる日は近いと思います。


    このような皆さんが、渦潮高校の誇りでもあり、私の誇りです。
    新しい船出に向けて、胸を張って大海原に突き進んでいく皆さん一人ひとりの姿が頭に浮かびます。今まさに、本校で培ってきた校訓の「自主・至誠・躍進」の心を自分のオールに込めて、真っ正直に、一(いち)途(ず)に、何も恐れず漕ぎ進んで行ってください。


 皆さんの未来は、心の持ち方ひとつで希望に満ちて光り輝いていくことを心に刻んでおいてください。今、ここには、思いどおりの道を歩もうとしている人とそうでない人もいます。しかし、悩んだり相談したり努力する中で、最終的には自分で決めてここにいます。これから進む所で、一所懸命に頑張ることが何よりも大切です。次の夢や目標に必ず繋がって自分の誇りとなっていきます。与えられた所で頑張るとは、耐えて辛抱することも必要です。


 「至誠にして動かざる者は、未だ之有らざるなり」とは、吉田松陰が松下村塾で常に伝えていたと言われています。本校の校訓のひとつでもある「至誠」です。「誠の心を尽くして、相手の心が動かないことはない。」という意味です。これからの人生でも、仕事や学校のあらゆる場面で人との出会いがあります。真面目に接していても、人とのトラブルや誤解、衝突や摩擦はあります。そんな時には、立ち止まって校訓の「至誠」を思いだし、誠心誠意、真心を込めて相手に接してください。自分の与えられた所、つまり自分の選んだ所で、「至誠」を貫き、自分で考えて判断、行動する鳴門渦潮高校の卒業生として、これからも頑張ってください。


 結びになりましたが、ご来賓、保護者の皆さま、これまで本校の教育活動に多大なご尽力とご支援を賜りまして、誠にありがとうございました。


 卒業生の皆さん、鳴門渦潮高校に入学して3年間、一人ひとりが悩みながらも「弛まぬ一歩」を踏み出し、成長したことに敬意を表します。これからは、卒業生として、母校に愛着を持って、誇りと自信を胸に、社会や人のために貢献できる人となり、幸多き人生を送ることを祈念して式辞といたします。


        平成31年3月1日
               徳島県立鳴門渦潮高等学校長  中田 寛志


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2019/01/09

第3学期始業式

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謹賀新年
 皆さん、おはようございます。

 今日から、3学期が始まります。そして、2019年の新しい年は始まっています。
 今年の干支は「猪」です。私自身が60歳になる干支でもあります。「猪突猛進」という言葉もあります。意味は「猪が真っ直ぐ突き進むように勢いよく進むこと」ですね。猪突猛進しながら、「深く考え行動する」とか「相手や周りを考える」ということも大事ですね。皆さんも夢や目標に向かって、ぶれずに真っ直ぐ突き進んでほしいと思います。


  今日も早朝から、補習に頑張っている3年生を見かけました。部活動との両立に3年間頑張り、これからセンター試験を受けようとしている人たちです。進路が決定している人たちも、頑張っている人たちを是非、応援してあげてほしいと思います。


 さて、一般的には、勉強も部活動も頑張っている人たちのことを「文武両道」という言葉で形容しますが、所違えば文化も違います。福岡修猷館高校、福山誠之館高校、仙台第二高校などでは「文武一道」という言葉で、藩校の時代から言い継がれている学校もあるそうす。元々、「文」と「武」は分けて考えるので無く互いに欠かせない一つとして捉え、惜しまぬ努力をすることが大切であると説いているのだと思います。昔の寺子屋の時代から、読み書きだけでなく、そこには武道がありました。今も、ラグビーやサッカーで3年生の冬まで全国大会で頑張っている人たちには、文武一道を貫いている人はいます。頭と心と体を鍛えてこそ、日本の将来を担う人材になるという信念からだと思われます。


 現実的には「文武両道」「文武一道」を貫くには、相当な覚悟と意地が必要です。皆さんには、結果が出る出ないにかかわらず両方を悩みながら挑戦してほしいと思います。まだ、「文」も「武」のどちらかだけしかしていない人、何もしていない人もいると思います。何かしようとする一歩を踏み出してください。3月には、徳島マラソン、9月にはラグビーワールドカップ、来年は、東京オリンピック・パラリンピック、再来年は、ワールドマスターズゲームズがあります。スポーツボランティアにも積極的に参加して、視野を広げてほしいと思います。


 最後になりましたが、これから始まる3学期が充実した日々になることを応援します。そのためにも、自分から、失敗を恐れず頑張れ。          (H31.1.8)
                                        


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2018/12/22

第2学期終業式

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玄関前のクリスマスツリー
 皆さん、おはようございます。

 今日は、第2学期の終業式にあたりひとつの言葉を贈りたいと思います。今までにも何度か、皆さんには無限の可能性があることを話してきました。そして、それぞれの可能性を伸ばしていくための努力をしてきた人もたくさん見てきました。3年生は、もうすぐ卒業です。大学や専門学校、就職する人も、それぞれ自分の決めた道に進んでいきます。今もこれからも大事な言葉として「無知の知」という言葉を覚えておいてほしいと思います。


 紀元前の古代ギリシアの哲学者ソクラテスが言った言葉です。「知らないことを知っているからこそ、その自覚に立って学び成長することができる。」ということです。逆に「知らない自分を知らなかったり、知ったかぶりの行いからは真の学びや成長はない。」ということです。


 皆さんは、どうですか?「無知の知」を自覚している人は、自分を客観的に理解し、謙虚に考え、更に自分を高めようとする行動をとると思います。今も、こうやって話を聞いているときや授業や講演会でも、自分が無知の知を自覚していたら必然的に素直に話を聞き、吸収できることは吸収しようとするはずです。


 皆さんもテレビなどでよく見る池上彰さんの座右の銘も「無知の知」だそうです。何歳になっても知らないことを知っている自分であり、好奇心旺盛に豊かな人生を生きていきたいのだと思います。皆さんにも「無知の無知」でなく「無知の知」を自覚したこれからを頑張ってほしいと思います。必ずや今以上の可能性が広がり、それぞれの夢の実現に繋がると思います。

 
  最後になりますが、これからクリスマスや年末年始を迎えるにあたり体調管理には十分に気をつけ、3学期始業式には心新たな元気な姿で会えることを楽しみにして第2学期の終業式のあいさつとします
                                                                                     (2018.12.21)


13:04 | 投票する | 投票数(3) | コメント(0)
2018/12/18

壮行会

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   鳴門渦潮高等学校 応援歌 「栄冠を我等に」                                                       作詞・作曲 内藤順子
    1  いま君は 胸を張って ここに立つ     2  いま君は 天を仰ぎ ここに立つ
     君のうしろに 努力の道が 見える               輝く瞳 悔いなき顔が 見える
        聞こえるか いま君は 一人じゃない           聞こえるか いま君は 一人じゃない
        声援は 君の力 心に刻め                             歓声は 君を讃え 心に響く
        悔いなきたたかい 誓え 君よ                      明日に向かって 誓え 君よ
        誇りを胸に いざ 行かん                             誇りを胸に いざ 行かん
        燃ゆる魂の おもむくまま                             燃ゆる魂の おもむくまま
        雄大に 栄冠を 我等に                                 雄大に 栄冠を 我等に
        鳴門渦潮                                                          鳴門渦潮


   今日は、壮行会ということで、アンサンブルコンサートに出場する吹奏楽部、全国大会に開校以来7年連続出場の女子サッカー部、四国高野連のオーストラリア遠征に四国選抜のメンバーとなった有持泰成君が皆さんの前にいます。鳴門渦潮高校、または県、四国の代表として、代表としての立ち位置は違いますが、それぞれが誇りを胸に頑張ってきてほしいと思います。 


 まず、文化部の活動の紹介になりますが、先月に行われた近畿総文祭では、書道部、茶道部、写真部のそれぞれが力作を展示、披露してくれました。観に行った方々からもお褒めの言葉を数多く頂きました。今後も、日々研鑽を積んでほしいと思います。ここにいます吹奏楽の西渕さん、内藤さん、森田さんは、それぞれトランペット、ホルン、ユーフォニュームの楽器を金管三重奏の練習を重ね、アンサンブルコンサートに出場します。おめでとうございます。人数が少ないぶん余計に個々のプレッシャーはあると思いますが、是非、観客を魅了してほしいと思います。頑張ってきてください。


 次に野球部の有持泰成君が四国選抜の20名に選ばれました。おめでとうございます。秋の四国大会で敗れた後、毎朝早くから走り込んでいたことも聞きました。その負けず嫌いな性格は必ず次に生かされると思います。今は怪我をしているようですが、遠征までに十分調整してオーストラリアでの経験を経て、大きく成長して元気に帰国してきてほしいと思います。「Good Loser」の意味を覚えて帰って来てほしいと思います。日本人の持っている「謙虚なる勝者、堂々たる敗者」と似た文化と思います。頑張ってきてください。


 最後に、女子サッカー部の皆さん7年連続出場おめでとうございます。一言に7年連続と言いますが、毎年勝ち続けることは並大抵のことではありません。今までの先輩達、そして試合に出ている部員、応援している部員達すべての努力と強い意志の継続があるからこその偉業です。与えられた場所で、それぞれが懸命に努力する集団だからこその連続出場を果たせたと思います。今年こそは「日本一」が現実となるよう、一戦一戦、大事に戦ってきてください。


 最後に、それぞれの大事な時に向かって、これからしっかり心身のコンディションを整え、当日に実力を十分発揮できることを祈念してあいさつとします。
                                                         (2018.12.18)                      



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2018/11/21

創立記念日

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 校 訓
自主 至誠 躍進 
 
今日は、徳島県立鳴門渦潮高等学校の七回目の創立した日を記念して皆さんに集まってもらいました。

 本校は徳島県立鳴門第一高等学校と鳴門市立鳴門工業高等学校の二校が再編・統合し、平成二四年に四国唯一の体育科としての「スポーツ科学科」、県内で一番多い系列を持つ「総合学科」を設置する高等学校として開校しました。そして、鳴門渦潮高等学校となり今年で七年目を迎えました。前身の鳴門第一高校からは百七年目、鳴門工業高校からは、五七年目を迎えることになります。両校の歴史と伝統を継承し、先輩方の思いを繋ぎ、融合・統合してきました。本校の校訓「自主・至誠・躍進」の「自主」は、鳴門第一高校から、「至誠」は鳴門工業高校から受け継いだものです。


 鳴門第一高校の歴史を振り返ると、大正二年板野郡立実科高等女学校として創立された徳島県立撫養高等女学校の流れと、大正一二年に撫養商業補習学校を始まりとする徳島県立撫養商業学校の流れが、昭和二四年の高等学校再編により統合され徳島県撫養高等学校となりました。その後、昭和四六年に徳島県立鳴門商業高等学校と校名が変わり、平成五年には国際教養科を新設した徳島県立鳴門第一高等学校となり、七年前より現在の鳴門渦潮高等学校となりました。撫養キャンパスの門の横にある土塀は開校当時から残る唯一の建造物です。そして当時の校歌にも出てくる「ヒマラヤ杉」も歴史を物語っています。幾多の校名変更と長い伝統の中で県内外に、優秀な人材を送り出してきました。先輩の皆さんは、校訓の「自主」の自ら考えて積極的に行動するということを身をもって実践してこられました。


 鳴門工業高校は、昭和三八年に機械科と工業化学科を持つ鳴門市立鳴門工業高校としてスタートし、その後、情報技術科、建築科等が時代のニーズに応じてが設置されました。高度経済成長の中で、日本人の強みである「ものづくり」の大きな期待に答え、有為な人材を多く輩出してきました。当時の校歌の「工業立国の使命をおびて」で始まる歌詞を懐かしむ先輩諸氏も多くおいでます。平成二四年に、鳴門市立の高校からの県立に移管と併せて統合・再編された鳴門渦潮高校はとなりました。校訓の「至誠」は何事にも誠実に事に臨むことの大切さを語っています。幕末の教育者でもあり思想家でもある吉田松陰の名言の「至誠にして動かざる者は、未だ之あらざるなり」 です。至誠の精神で各界の「ものづくり」を支えてきた先輩方がたくさんおいでます。鳴門渦潮高校は、「自主」と「至誠」の精神を引き継ぎ、今、充実した教育環境の中で生徒の皆さんと教職員が一丸となって、県民の期待に応えるべき三つ使命を果たすための「躍進」を続けているところです。
 
 一つめは、スポーツのリーディングハイスクールとして県の競技力向上とスポーツを通じた人材育成を図る使命、二つめは、地域に根ざした地域や社会に貢献できるグローバルな人材を育成する使命、3つめは地域の防災拠点としての使命です。使命は、一人ひとりのやりがいでもあり誇りにもなり、活気のある学校づくりにもつながっています。これまで以上に皆さんが、我々教職員や先輩たちと共に切磋琢磨しながら、この鳴門渦潮高校をより魅力ある学校になるよう創っていきましょう。授業や部活動、学校行事などを通じて、いろいろな経験や交流の中で、悩み・考え・学び・行動することで「失敗を恐れない人材」「変化に対応できる人材」に成長することを期待しています。そのような人材が、変化の多い多様な価値観の時代に求められている人材だと思います。
    
 今日は、まず、その「失敗を恐れない人材」について考えてみましょう。皆さんは、失敗を恐れず挑戦する気持ちを持っていますか。失敗せずして成長や向上がないのは紛れもない事実です。しかし、努力の過程もなく闇雲に何でもして失敗するのでは意味がありません。そのような挑戦では、悔しくもなく、努力していないのだから涙も出ないと思います。テストの成績、スポーツの結果、友達関係など。目標や何かに向けて努力した失敗は、自己の成長に必ずつながるということです。つまり、挑戦には努力が必要ということ。そして、その努力をするためには、すべて基本があるということを知ってほしいと思います。


 6年前に亡くなった歌舞伎役者の中村勘三郎さんの話です。勘三郎さんは、歌舞伎をもっと普及させていこうといろいろな試みをしていました。そんな時、「勘三郎さんの演技は型破りですねえ」と記者に言われて「何言ってやんでえ。型破りって言うのはなあ、型があるから型破り。型がなければ単なる型無しなんだよ。」と答えたそうです。これは、急に型破りなことができるのではなく、型を習得する厳しい期間があってのことであることを物語っています。学校の授業では、各教科の基礎学力、部活動では基本スキルをしっかり身につけ、応用力のある柔軟な思考力や表現力、創造力、技術力を養っていくことの重要性を再認識させてくれます。


 次に「変化に対応できる人材」の具体例を紹介します。ディズニーランドのレストランでの出来事です。老夫婦がレストランに入ると、お子様ランチを注文したそうです。就職したばかりの女子店員は、マニュアルどおりに「お子様ランチは8歳以下のお子様にしか出せません。」と老夫婦に伝えたのですが、老夫婦がさびしそうな顔をしていたのでその理由を聞くと、「今日一緒に来るはずだった、ここのお子様ランチを楽しみにしていた孫が数週間前に事故で亡くなった」ということがわかりました。女子店員は、店長に理由を言うと「マニュアルだから店の商品としては出せないよ。」と言われました。しかし、その後すぐに店長はお子様ランチを三人分老夫婦に持っていき「これは店の物ではありませんが、私からのプレゼントです。」と渡したそうです。まさに、マニュアルでなく機転の利いたマニュアルだけでない心優しい話です。


 今日の創立記念日にあたり、「失敗を恐れない人材」、「変化に対応できる人材」、基本、マニュアルについてしっかり考えるとともに、先輩たちが創ってきた歴史と伝統に思いをはせ、これからの鳴門渦潮高校を創っていくという気概を持ち、行動に移せる人になってくれることを期待して式辞と致します。

                    平成30年11月19日
                    徳島県立鳴門渦潮高等学校長    中田  寛志                                       



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2018/09/04

第2学期始業式

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台風21号来襲前
  皆さん、おはようございます。
 今日から、2学期が始まりますが夏休みはどうでしたか。


 最初に、7月の西日本豪雨で亡くなられた方に心よりお悔やみ申し上げますとともに、被災された方々とご家族の皆さんにお見舞い申し上げます。被災地の安全と一日も早い復興をお祈り申し上げます。また、8月の悲しい、悔しい事故で亡くなった原田さんも、あの日から28日が過ぎます。心からご冥福をお祈りします。


 明日は、台風21号が四国を直撃して猛威を振るいそうです。学校は休校とします。自然災害もそうですが、我々の周りでは、いつ何時何が送るかわかりません。事実、想像を絶するような想定外の事故や事件が起こっています。


「備(そな)えあれば、憂(うれ)い無し」
 しかりとした準備、備えをしておけば、憂い(悲しみや辛いこと)は無いという意味ですが、本当にそうでしょうか?

 私は、そうではないと思います。危機管理的なことだけでなく、スポーツや大切な目標に向かっているときでも、十分な準備はしたから必ず憂いがないとは言えません。しかし、備えを全くしなかったら、憂いは増すということは事実です。あらゆる情報と知恵を絞ってできるだけの備えをすることは、何事にも重要です。心して備えに取り組んでほしいと思います。

「備えあれば、憂いは少なくなる」が現実的だと思います。憂いを少なくするための努力をお願いします。


 次に、この夏休みに頑張った生徒のことを2つ紹介します。
 1つめは、昨年、U21日本選手権・円盤上げで日本一になった髙木さんに次いで、今年も日本一の偉業を果たした生徒を紹介します。それは34HRの樫本龍一朗君です。全国高校家庭クラブ研究発表大会において文部科学大臣表彰として、日本で一人に選ばれました。「祖父の健康を願って」というテーマでメタボリックシンドロームと診断されたおじいさんに対して、1年8ヶ月の間、運動や栄養改善を家族で工夫しながら取り組み、見事に症状が良くなっていく内容の発表です。心優しい樫本君と家族に心が洗われる気がしました。機会をつくりますので、皆さんにも是非聞いてみてください。
 
 もう一つは、池谷駅の構内にリニューアルされた観光柱のことです。大谷焼やこうのとり、四国88ケ所などの観光案内を本校の書道部とイラスト部が鮮やかにきれいに書いています。観光客の人もその観光柱と一緒に写真を撮ったりしている姿をよく見かけます。鳴門駅にも、観光柱を2年前につくっています。ぜひ、汽車を利用する際は見てください。


 最後になりましたが、これから始まる2学期が充実した日々になることを応援します。そのためにも、自分から、失敗を恐れず頑張れ。特に3年生。  (H30.8.3)                          


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2018/07/20

第1学期終業式

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学校の周りの芋畑

 皆さん、おはようございます。

 今日で、1学期が終了します。


 今、体育館は、高温で多湿です。熱中症予防も考え今日の式は、私のメッセージと校歌1番のみとします。後の各課連絡はクラスで放送を聞いてください。


 さて、幕末の志士、坂本龍馬は皆さんもよく知っていると思います。辞世の句と言われているものを紹介します。


 「世の人は我を何とも言わば言え、我為すことは我のみぞ知る。」
 素直に真面目に生きることは基本です。しかし、努力していることに人は勝手なことを言う人もいます。見えてない場合もあります。そんなことには気にせず、自分の信じたできることを精一杯諦めずにやり続けよう。自分がしていることは自分しかわたらないんだから。という意味です。


 頑張っている人。このような気持ちが必要なときもあります。

 「世の人は我を何とも言わば言え、我為すことは我のみぞ知る。」

 最後に、体調には十分に配慮し、有意義な夏にしてください。                                                                                       (H30.7.20)
                                                                       


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2018/07/20

全国大会壮行会

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玄関前の県総体の優勝旗

 皆さん、こんにちは。
 先ほどの決意の言葉を聞き、皆さんの熱い思いが十分に伝わってきました。

 ここに並んでいるた皆さんは、
全国高校総体に出場する人や
全国高文祭に書道で出場する人、
全国家庭クラブ大会に出場する人、
また、ラグビー留学生の日本の代表としてニュージーランドへ留学する人がいます。


 校歌の3番の歌詞にもありますように、皆さんがそれぞれのステージで「弛まぬ一歩」の努力をしたことが、このような結果として表れたことを私たちも大変うれしく思います。


 皆さんも喜びの一方では、自分だけの力で代表になったのではないということも十分に知っているはずです。ここまで成長してくるまでに関わってきた親はもちろんのこと、小学校や中学校の先生やコーチ、地域の方、そして、今、皆さん自身に熱心に深く関わってくれている先生やコーチの方々、また、何より一緒に練習に励んできた部活動の仲間たちに感謝していることと思います。


 自分だけのためにやろうとすると余計な力が入り実力が出にくいとも言います。自然体でお世話になった誰かのために、目標を一つにチームとして実力を出し切ることに専念してみてください。


 次は全国の舞台です。
 徳島県、四国の代表として、渦潮高校の仲間の代表として、正々堂々と攻撃的に頑張ってきてください。

 皆さんの健闘と成長を応援しています。 
                                                              (H30.7.19)
                                        


09:24 | 投票する | 投票数(4) | コメント(0)
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