校長室より
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2018/11/21new

創立記念日

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 校 訓
自主 至誠 躍進 
 
今日は、徳島県立鳴門渦潮高等学校の七回目の創立した日を記念して皆さんに集まってもらいました。

 本校は徳島県立鳴門第一高等学校と鳴門市立鳴門工業高等学校の二校が再編・統合し、平成二四年に四国唯一の体育科としての「スポーツ科学科」、県内で一番多い系列を持つ「総合学科」を設置する高等学校として開校しました。そして、鳴門渦潮高等学校となり今年で七年目を迎えました。前身の鳴門第一高校からは百七年目、鳴門工業高校からは、五七年目を迎えることになります。両校の歴史と伝統を継承し、先輩方の思いを繋ぎ、融合・統合してきました。本校の校訓「自主・至誠・躍進」の「自主」は、鳴門第一高校から、「至誠」は鳴門工業高校から受け継いだものです。


 鳴門第一高校の歴史を振り返ると、大正二年板野郡立実科高等女学校として創立された徳島県立撫養高等女学校の流れと、大正一二年に撫養商業補習学校を始まりとする徳島県立撫養商業学校の流れが、昭和二四年の高等学校再編により統合され徳島県撫養高等学校となりました。その後、昭和四六年に徳島県立鳴門商業高等学校と校名が変わり、平成五年には国際教養科を新設した徳島県立鳴門第一高等学校となり、七年前より現在の鳴門渦潮高等学校となりました。撫養キャンパスの門の横にある土塀は開校当時から残る唯一の建造物です。そして当時の校歌にも出てくる「ヒマラヤ杉」も歴史を物語っています。幾多の校名変更と長い伝統の中で県内外に、優秀な人材を送り出してきました。先輩の皆さんは、校訓の「自主」の自ら考えて積極的に行動するということを身をもって実践してこられました。


 鳴門工業高校は、昭和三八年に機械科と工業化学科を持つ鳴門市立鳴門工業高校としてスタートし、その後、情報技術科、建築科等が時代のニーズに応じてが設置されました。高度経済成長の中で、日本人の強みである「ものづくり」の大きな期待に答え、有為な人材を多く輩出してきました。当時の校歌の「工業立国の使命をおびて」で始まる歌詞を懐かしむ先輩諸氏も多くおいでます。平成二四年に、鳴門市立の高校からの県立に移管と併せて統合・再編された鳴門渦潮高校はとなりました。校訓の「至誠」は何事にも誠実に事に臨むことの大切さを語っています。幕末の教育者でもあり思想家でもある吉田松陰の名言の「至誠にして動かざる者は、未だ之あらざるなり」 です。至誠の精神で各界の「ものづくり」を支えてきた先輩方がたくさんおいでます。鳴門渦潮高校は、「自主」と「至誠」の精神を引き継ぎ、今、充実した教育環境の中で生徒の皆さんと教職員が一丸となって、県民の期待に応えるべき三つ使命を果たすための「躍進」を続けているところです。
 
 一つめは、スポーツのリーディングハイスクールとして県の競技力向上とスポーツを通じた人材育成を図る使命、二つめは、地域に根ざした地域や社会に貢献できるグローバルな人材を育成する使命、3つめは地域の防災拠点としての使命です。使命は、一人ひとりのやりがいでもあり誇りにもなり、活気のある学校づくりにもつながっています。これまで以上に皆さんが、我々教職員や先輩たちと共に切磋琢磨しながら、この鳴門渦潮高校をより魅力ある学校になるよう創っていきましょう。授業や部活動、学校行事などを通じて、いろいろな経験や交流の中で、悩み・考え・学び・行動することで「失敗を恐れない人材」「変化に対応できる人材」に成長することを期待しています。そのような人材が、変化の多い多様な価値観の時代に求められている人材だと思います。
    
 今日は、まず、その「失敗を恐れない人材」について考えてみましょう。皆さんは、失敗を恐れず挑戦する気持ちを持っていますか。失敗せずして成長や向上がないのは紛れもない事実です。しかし、努力の過程もなく闇雲に何でもして失敗するのでは意味がありません。そのような挑戦では、悔しくもなく、努力していないのだから涙も出ないと思います。テストの成績、スポーツの結果、友達関係など。目標や何かに向けて努力した失敗は、自己の成長に必ずつながるということです。つまり、挑戦には努力が必要ということ。そして、その努力をするためには、すべて基本があるということを知ってほしいと思います。


 6年前に亡くなった歌舞伎役者の中村勘三郎さんの話です。勘三郎さんは、歌舞伎をもっと普及させていこうといろいろな試みをしていました。そんな時、「勘三郎さんの演技は型破りですねえ」と記者に言われて「何言ってやんでえ。型破りって言うのはなあ、型があるから型破り。型がなければ単なる型無しなんだよ。」と答えたそうです。これは、急に型破りなことができるのではなく、型を習得する厳しい期間があってのことであることを物語っています。学校の授業では、各教科の基礎学力、部活動では基本スキルをしっかり身につけ、応用力のある柔軟な思考力や表現力、創造力、技術力を養っていくことの重要性を再認識させてくれます。


 次に「変化に対応できる人材」の具体例を紹介します。ディズニーランドのレストランでの出来事です。老夫婦がレストランに入ると、お子様ランチを注文したそうです。就職したばかりの女子店員は、マニュアルどおりに「お子様ランチは8歳以下のお子様にしか出せません。」と老夫婦に伝えたのですが、老夫婦がさびしそうな顔をしていたのでその理由を聞くと、「今日一緒に来るはずだった、ここのお子様ランチを楽しみにしていた孫が数週間前に事故で亡くなった」ということがわかりました。女子店員は、店長に理由を言うと「マニュアルだから店の商品としては出せないよ。」と言われました。しかし、その後すぐに店長はお子様ランチを三人分老夫婦に持っていき「これは店の物ではありませんが、私からのプレゼントです。」と渡したそうです。まさに、マニュアルでなく機転の利いたマニュアルだけでない心優しい話です。


 今日の創立記念日にあたり、「失敗を恐れない人材」、「変化に対応できる人材」、基本、マニュアルについてしっかり考えるとともに、先輩たちが創ってきた歴史と伝統に思いをはせ、これからの鳴門渦潮高校を創っていくという気概を持ち、行動に移せる人になってくれることを期待して式辞と致します。

                    平成30年11月19日
                    徳島県立鳴門渦潮高等学校長    中田  寛志                                       



10:13 | 投票する | 投票数(0) | コメント(0)
2018/09/04

第2学期始業式

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台風21号来襲前
  皆さん、おはようございます。
 今日から、2学期が始まりますが夏休みはどうでしたか。


 最初に、7月の西日本豪雨で亡くなられた方に心よりお悔やみ申し上げますとともに、被災された方々とご家族の皆さんにお見舞い申し上げます。被災地の安全と一日も早い復興をお祈り申し上げます。また、8月の悲しい、悔しい事故で亡くなった原田さんも、あの日から28日が過ぎます。心からご冥福をお祈りします。


 明日は、台風21号が四国を直撃して猛威を振るいそうです。学校は休校とします。自然災害もそうですが、我々の周りでは、いつ何時何が送るかわかりません。事実、想像を絶するような想定外の事故や事件が起こっています。


「備(そな)えあれば、憂(うれ)い無し」
 しかりとした準備、備えをしておけば、憂い(悲しみや辛いこと)は無いという意味ですが、本当にそうでしょうか?

 私は、そうではないと思います。危機管理的なことだけでなく、スポーツや大切な目標に向かっているときでも、十分な準備はしたから必ず憂いがないとは言えません。しかし、備えを全くしなかったら、憂いは増すということは事実です。あらゆる情報と知恵を絞ってできるだけの備えをすることは、何事にも重要です。心して備えに取り組んでほしいと思います。

「備えあれば、憂いは少なくなる」が現実的だと思います。憂いを少なくするための努力をお願いします。


 次に、この夏休みに頑張った生徒のことを2つ紹介します。
 1つめは、昨年、U21日本選手権・円盤上げで日本一になった髙木さんに次いで、今年も日本一の偉業を果たした生徒を紹介します。それは34HRの樫本龍一朗君です。全国高校家庭クラブ研究発表大会において文部科学大臣表彰として、日本で一人に選ばれました。「祖父の健康を願って」というテーマでメタボリックシンドロームと診断されたおじいさんに対して、1年8ヶ月の間、運動や栄養改善を家族で工夫しながら取り組み、見事に症状が良くなっていく内容の発表です。心優しい樫本君と家族に心が洗われる気がしました。機会をつくりますので、皆さんにも是非聞いてみてください。
 
 もう一つは、池谷駅の構内にリニューアルされた観光柱のことです。大谷焼やこうのとり、四国88ケ所などの観光案内を本校の書道部とイラスト部が鮮やかにきれいに書いています。観光客の人もその観光柱と一緒に写真を撮ったりしている姿をよく見かけます。鳴門駅にも、観光柱を2年前につくっています。ぜひ、汽車を利用する際は見てください。


 最後になりましたが、これから始まる2学期が充実した日々になることを応援します。そのためにも、自分から、失敗を恐れず頑張れ。特に3年生。  (H30.8.3)                          


17:09 | 投票する | 投票数(1) | コメント(0)
2018/07/20

第1学期終業式

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学校の周りの芋畑

 皆さん、おはようございます。

 今日で、1学期が終了します。


 今、体育館は、高温で多湿です。熱中症予防も考え今日の式は、私のメッセージと校歌1番のみとします。後の各課連絡はクラスで放送を聞いてください。


 さて、幕末の志士、坂本龍馬は皆さんもよく知っていると思います。辞世の句と言われているものを紹介します。


 「世の人は我を何とも言わば言え、我為すことは我のみぞ知る。」
 素直に真面目に生きることは基本です。しかし、努力していることに人は勝手なことを言う人もいます。見えてない場合もあります。そんなことには気にせず、自分の信じたできることを精一杯諦めずにやり続けよう。自分がしていることは自分しかわたらないんだから。という意味です。


 頑張っている人。このような気持ちが必要なときもあります。

 「世の人は我を何とも言わば言え、我為すことは我のみぞ知る。」

 最後に、体調には十分に配慮し、有意義な夏にしてください。                                                                                       (H30.7.20)
                                                                       


09:28 | 投票する | 投票数(3) | コメント(0)
2018/07/20

全国大会壮行会

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玄関前の県総体の優勝旗

 皆さん、こんにちは。
 先ほどの決意の言葉を聞き、皆さんの熱い思いが十分に伝わってきました。

 ここに並んでいるた皆さんは、
全国高校総体に出場する人や
全国高文祭に書道で出場する人、
全国家庭クラブ大会に出場する人、
また、ラグビー留学生の日本の代表としてニュージーランドへ留学する人がいます。


 校歌の3番の歌詞にもありますように、皆さんがそれぞれのステージで「弛まぬ一歩」の努力をしたことが、このような結果として表れたことを私たちも大変うれしく思います。


 皆さんも喜びの一方では、自分だけの力で代表になったのではないということも十分に知っているはずです。ここまで成長してくるまでに関わってきた親はもちろんのこと、小学校や中学校の先生やコーチ、地域の方、そして、今、皆さん自身に熱心に深く関わってくれている先生やコーチの方々、また、何より一緒に練習に励んできた部活動の仲間たちに感謝していることと思います。


 自分だけのためにやろうとすると余計な力が入り実力が出にくいとも言います。自然体でお世話になった誰かのために、目標を一つにチームとして実力を出し切ることに専念してみてください。


 次は全国の舞台です。
 徳島県、四国の代表として、渦潮高校の仲間の代表として、正々堂々と攻撃的に頑張ってきてください。

 皆さんの健闘と成長を応援しています。 
                                                              (H30.7.19)
                                        


09:24 | 投票する | 投票数(3) | コメント(0)
2018/05/30

姉妹校・台湾成徳高級中学校の来校

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ダージャーハオ

大家(dàjiā)(hǎo)!(皆さん、こんにちは!)

 

ゥオーシー ミンメン ゥオーチャオ ガオジョンダ シャオジャン,ジャオ ジョンティエン クァンジー

()(shì)(míng)(mén)()(cháo)(gāo)(zhōng)(de)(xiào)(zhǎng)(jiào)(zhōng)(tián)(kuān)(zhì)(私は鳴門渦潮高校の校長で、中田寛志と申します。)

 

フォアンイン ダージャー ライタオ ドォダオ ミンメン

(huān)(yíng)()(jiā)(lái)(dào)()(dǎo)(míng)(mén)!(ようこそ徳島・鳴門へいらっしゃいました。)

 

ジンティエン ノンゴウ ジエンタオ ダージャー,フェイチャン ガオシン

(jīn)(tiān)(néng)(gòu)(jiàn)(dào)()(jiā)(fēi)(cháng)(gāo)(xìng)(今日皆様にお会いできて、本当に嬉しいです。)

 

チャンジォウ イライ,タイワン ユ リーベン ライワン ミーチエ

(cháng)(jiǔ)()(lái)(tái)(wān)()()(běn)(lái)(wǎng)()(qiè),(長年に渡り、台湾と日本は交流が盛んで、)

 

ヨウジォ シェンホウダ ヨウイー グアンシー

(yǒu)(zhe)(shēn)(hòu)(de)(yǒu)()(guān)(xi)(深い友情関係で結ばれています。)

 

ゥオー シーワン ゥオーメンダ シアイーダイ イエ ヨンユェン ジシュ ジェドゥアン リャンハオダ グアンシー

()()(wàng)()(men)(de)(xià)()(dài)()(yǒng)(yuǎn)()()(zhè)(duàn)(liáng)(hǎo)(de)(guān)(xi)(次の世代の若者にも、永遠にこのような良好な関係を続けてほしいと願います。)

 

ズイホウ,ジュ― ダージャー ザイミンメン ワンダ カイシン クアイラー

(zuì)(hòu)(zhù)大家(dàjiā)鸣门(zàimíngmén)玩得开心快(wándekāixīnkuàilè)!(最後に、皆さまが鳴門で楽しく過ごせますように願っております!)

 

シエシエ ダージャー

谢谢(xièxie)大家(dàjiā)(ありがとうございました。)


13:38 | 投票する | 投票数(9) | コメント(0)
2018/04/10

平成30年度入学式

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入学式の花
式 辞
   桜前線の早い訪れとともに、草花も一斉に咲き出し、生きるものすべてに生命の息吹がみなぎる希望の季節を迎える中、本日ここに、平成30年度徳島県立鳴門渦潮高等学校の入学式を挙行できることは誠に大きな喜びであります。

 
  ただ今、入学を許可いたしましたスポーツ科学科60名、総合学科165名、計225名の新入生の皆さん、保護者の皆様、ご入学おめでとうございます。皆さんの入学を教職員並びに在校生とともに、心から歓迎いたします。また、川本優子PTA会長様をはじめPTAの方々や保護者の皆様方には厚く御礼申し上げます。 


 本校は徳島県立鳴門第一高等学校と鳴門市立鳴門工業高等学校の2校が再編・統合し、平成24年に四国で唯一のスポーツ科学科、県内で一番多い系列を持つ総合学科を設置する高等学校として開校しました。本校の校訓「自主・至誠・躍進」の「自主」は、鳴門第一高等学校から、「至誠」は鳴門工業高校から受け継ぎ、自分の可能性を信じて前進・躍進していくようにと「躍進」を加えました。両校の歴史と伝統を継承し、2つの学科の特色を生かすとともに、期待される3つの使命に責任とやりがいを感じながら教育活動を推進しています。1つめの使命は、徳島県のスポーツ・リーディングハイスクールとしての使命です。県の競技力の向上とスポーツを通じた人材育成を行っています。昨年は、開校以来の目標であった日本一のアスリート輩出ということを、陸上競技の円盤投女子の髙木智帆さんが果たしてくれました。2つめは、グローバルな視点を持った地域に貢献できる生徒を育成する使命です。国際交流や地域社会との交流を通じて視野の広い人材を育成しています。昨年は、今までのキャリア教育を評価していただき「文部科学大臣表彰」を受賞することもできました。3つめは、地域の防災拠点としての使命があります。避難所としての機能を最大限に生かし、防災クラブや生徒会役員が周辺地域の人たちと協働で、防災・減災活動に取り組んでいます。


 本館管理棟が完成して4年目、単独寮としての「躍進寮」が新設されて3年目となり、昨年度末には、野球場、部室、防潮堤、植栽などが整備されました。私たちは、私たちの学校の環境整備に、県が多大な尽力をしてくれていることに感謝するとともに、それに伴う責任・使命も果たさねばなりません。使命とは、他校にはない本校の強みでもあり、そのことを意識して弛まぬ努力を重ねることが誇りにも繋がります。どうか、入学生の皆さんも、このことをしっかり自覚してともに鳴門渦潮高校を創っていくことに積極的に参加してください。


 本校には、スポーツや勉強の学びの環境が十分にあり、情熱ある教職員がたくさんいます。やるかやらないか、今までの自分と変わるか変わらないかは、皆さん自身の心にかかっています。「自らを知り、自ら行動する」ことを大切にしてください。自らを知ると言うことは、自分が知らないことを知り、学ぶということです。そして、いろいろな場面での自分の立ち位置を客観的に把握してください。己を知り、良いと思ったことは「恐れず、怯まず、侮らず」チャレンジしてください。結果的に、うまくいくこともそうでないこともあると思いますが、その経験が、皆さんを必ず成長させてくれます。傍観したり評論するだけでは人間的に絶対に成長しません。失敗を恐れない勇気を持って、まず、一歩を踏み出してみてください。
 
 さあ、これから高校生活が始まります。大きな夢を心に描き、お互いを思いやり、この鳴門渦潮高校の校訓「自主・至誠・躍進」のごとく自ら行動し、誠を貫き、自分の可能性を信じて躍進してほしいと思います。学ぶために、成長するために、皆さんは学校へ来ています。毎日の授業、部活動、ボランティア活動や地域貢献活動にも積極的に参加してださい。友と共に青春の汗や涙を流すことが、どれだけすばらしく尊いかもわかります。
  
 3年後の皆さんが、心身共に大きく成長し、鳴門渦潮高校に誇りと愛着を持って巣立っていくためにも、私たち教職員は、誠心誠意、関わっていきます。皆さんも3年後の成長した自分を想像して、これからの毎日を大切に送ってください。


 終わりになりましたが、お子様の成長のためには、教職員と保護者、地域の方々、周りの大人の理解と協力が大切であると考えております。保護者の皆様におかれましても、本校の教育活動に格別のご理解とご協力を賜りますようお願いして式辞といたします。    
                    平成30年4月9日
                          徳島県立鳴門渦潮高等学校長                                           中田  寛志


20:18 | 投票する | 投票数(8) | コメント(0)
2018/04/10

第1学期始業式

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正門近くの石碑(飛躍)
 おはようございます。皆さん、元気でしたか?
 新年度を迎え、心新たに、この式に臨んでいる姿を見て大変うれしく思います。最近のニュースで感動と尊敬の気持ちにさせてくれていることがあります。それは、大谷翔平選手の大リーグでの大活躍です。現在3本塁打、1勝と二刀流での実力を十二分に発揮しています。投手か打者かどちらかに専念した方がいいとか言う周りの意見に惑わされずに、自分の意思を貫き、新しい世界を切り開く勇気に関心させられている人は多いと思います。


 皆さんに、昨年、この場で大谷選手が花巻東高校1年の時に描いた「マンダラチャート」を見せたことを覚えていますか。目標の真ん中に「ドラ1・8球団」と書いてそのために自分がやるべきことを周りに書いていました。そこでは、目標設定と具体的な方策、実践力の大切さを学んだと思います。


 160年も昔の人にも、志の内容違いますが、夢を持ち計画的に考え取り組んだ人がいます。日本史の上でも、幕末から明治にかけて多くの偉人を輩出した松下村塾において吉田松陰が塾生に教えていた内容を紹介します。

           「夢なき者に 理想なし。      
     理想なき者に 計画なし。
     計画なし者に 成功なし。
     故に、夢亡き者に成功なし。」

   成功するためには、計画が必要であり、計画するためには理想や夢が必要という意味です。。当時、松下村塾の門下生は、日本を考え、世界を見据えて、日本を変えていく夢があったのだと思います。そして、そのための理想や目標を持ち計画的に事に当たり、明治維新を成し遂げ、新しい明治の時代を築いたのです。


 大学へ行くだけとか就職するだけが夢ではないと思います。皆さんには、働くと言うことを通じて、将来どうありたいかという夢を持ってほしいと思います。お金をもらって生活をするためだけに働くのではないと考えます。そのことも、生きていく上で大切ではありますが、その仕事の中で、どんな人になりたいかという広い視野の中で、夢を持つことは大変重要です。そこから、しっかりと計画して前に進むことを期待しています。


 3年生は、卒業後の進路決定が迫っています。もう一度、自分がどうありたいか、夢や理想は何か、しっかり確認してください。2年生も、今からしっかり悩んでほしいと思います。このことを考え、思いを巡らし、決めるのは自分自身です。身の回りの情報や周りの先生や親との会話から得ることもあります。自分が強く思ったことしか叶いません。明治維新の志士や大谷選手のように、大きな夢と勇気を持って、計画的に考えることのできる行動力のある人になってほしいと思います。「自分は無理」という気持ちは捨ててください。皆さんには一人ひとりに無限の可能性があります。可能性を信じて、皆さんが夢に向かって成長し続けることを期待して第1学期の挨拶とします。                                    H30.4.9(月)

                                                       


20:01 | 投票する | 投票数(5) | コメント(0)
2018/04/07

第3学期終業式

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ハナミズキ
 おはようございます。
  今年度も、今日で終了しますがどのような1年間でしたか?
   学校は、学ぶところです。人間性を磨き、知識や技能、技術を習得する場所です。そして、究極はどのような人になるかです。人づくりのために土台として意識しなければならないことを、年度当初にお願いした5つのことがあります。         覚えていますか?


 1つは、「命を大切にする」ということ。
  先日のJICAの清家さんの講演では、世界中に貧困や紛争、感染症で死と直面している子どもたちがいて、そのような状況を良くしていこうと開発途上国で活動している日本人がいることを生の声で知りました。その人たちは、間違いなく人の命を自分の命として想像できて、人のために行動できる人であると感じました。自分を大切に、そして人も大切にできる人になってほしいと強く思いました。


 2つめは、「人として基本的なマナーを身につける」ということ。
 これは、「あいさつ、清掃、身だしなみ」だけでなく、何かをしてもらったら「ありがとうございました。」、人に呼ばれたら「はい」という返事など。ほとんどの人ができていると感じますが、できていない人は今からでも遅くはありません。先生方から言われたら素直に改めましょう。今日は、それ以外に「長幼の序」と言う言葉を覚えておいてください。これは、長き生きてきた人の「長」と幼い人の「幼」には序列があると言うことです。つまり、年少者が年長者を敬うと言うことです。言葉遣いが、わかりやすい例ですが、タメ口を使わないと言うことです。年長者も年少者もお互いは尊重し合う関係ですが、節度が必要と言うことです。学校の中でも、教師と生徒の間も同じです。
 
 3つめは、「約束を守る」ということ。
  大切な人との約束を破られたらどう思いますか?「時間を守る」「規律を守る」も同じ約束事です。約束を守ることで信頼されます。まして、本校はスポーツのリーディングハイスクールです。スポーツのリーダーたる者が約束を守らないなんて考えられません。誇りを持ってください。


 4つめは、「オン・オフの切り替えをする」ということ。
 授業、部活動、学校行事など集中すべき所は「ON」、休み時間やくつろぐべき所は「OFF」を自分でわかって、行動してください。昔の夏休みの友の表紙にあった「よく学び、よく遊べ」です。


 5つめは「人が喜ぶことをする」ということ。
 これも何度も言いますが、将来気の利いた周りから可愛がられ必要とされる人になりたい人は、とにかく高校生の間に、意識して周りの友人や親、教師の喜ぶことをしてください。将来、人を相手の職業に就く人は、絶対必要です。


 この5つのことを意識しなくてもできている人もいるといます。意識したことを無意識でもできるようにすることを「身についた」と言います。ぜひ、この5つのことを身につけた渦潮高校生として、それを土台として、これからも各分野で活躍できるよう期待して3学期の終業式のあいさつとします。                                      H29.3.22(木)


19:08 | 投票する | 投票数(6) | コメント(0)
2018/03/01

第6回卒業式

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卒業式当日の玄関
 世界に誇る「鳴門の渦潮」が最も雄大な姿を見せる季節になり、「おもてなしの心」の始まりの地となる「四国遍路」にも春の気配を感じる今日の佳き日に「徳島県立鳴門渦潮高等学校 第6回 卒業証書授与式を挙行するにあたり、PTA会長 川本優(ゆう)子(こ)様、鳴潮会会長 川田 修(おさむ)様、学校評議員 秋山敬子(ゆきこ)様をはじめ、多数のご来賓・保護者の皆さまのご臨席を賜り誠にありがとうございます。卒業生の輝く前途を祝福し、激励いただけますことは卒業生はもとより、在校生・教職員一同この上ない喜びであり、心から厚くお礼申し上げます。


  ただ今、スポーツ科学科58名、総合学科158名、計216名の皆さんに卒業証書を授与いたしました。ご卒業おめでとうございます。これまで深い愛情をお子様に注ぎ、慈(いつく)しんでこられた保護者の皆さまにおかれましては、今日の日を迎えて感慨もひとしおのことと拝察いたします。心より祝福いたします。
 
 世界各地では、人間の尊厳を踏みにじる戦争やテロ、想像を絶する自然災害、経済状況の悪化による餓死、自殺など厳しい現実があります。誰もが平和で安全な国際社会を望んでいるにも関わらず、今もなお、イラク問題や朝鮮半島問題など、国際的な緊張関係が続いています。国内においても、ITの進化、少子高齢化、グローバル化等が急速に進行する中で、安全保障問題や災害支援、働き方改革や地方創生など課題が山積しています。


 このような中、先日、ピョンチャンで冬季オリンピックが開催されました。日本代表選手の活躍を見て、大きな感動を覚えた人も多かったと思います。 逆境やプレッシャーを味方にして完全復活したフィギュアスケート男子の羽(はにゆ)生(う)選手、カーリング女子の5人目の選手として人知れず裏方に徹して支え続けた本(もと)橋(はし)選手、レース後に勝者と敗者が互いに称え合う小(こ)平(だいら)選手と李(い)相(そん)花(ふぁ)選手の姿など演技や試合以外の場面を知ることで、より一層胸が熱くなりました。スポーツマンシップや武士道精神の素晴らしさを改めて感じさせられ、選手たちに尊敬と感謝の気持ちでいっぱいになった国民は多かったのではないでしょうか。


 君たちも、渦潮高校にたくさんの感動と情熱を記憶と記録に残してくれました。開校以来の念願であった日本一のアスリートを輩出するいうことも、髙木智帆さんが「U20日本陸上選手権大会の円盤投競技」で成し遂げてくれました。また、愛媛国体では、ウエイトリフティングの瀬尾悠太君と小林勇太君、水泳の幸田太一君の3人が入賞という快挙も果たしました。四国一の女子サッカー部は、全国の強豪校を破りベスト8という新しい歴史を創りました。ゴルフの伊藤さんや弓道部も全国上位の成績を残し、他の部活動も全国大会や四国大会に出場して活躍しました。夏の甲子園では渦潮高校として初めて出場することもできました。真夏の炎天下で最後まで諦めない選手たちを全校生徒で応援するという貴重な体験を通じて、渦潮高校としての「一体感」を味わうこともできました。勝っても負けても、皆さんは、最後までひたむきに戦い続けました。「堂々たる敗者、謙虚なる勝者」を、これからの人生の場面でも実践してほしいと切に願っています。


 また、全国放映された鳴門市大道銀天街の「Uzu Cafe」の活動は、地域の方々に大変喜ばれながら地域活性化の一(いち)翼(よく)を担(にな)う一方で、生徒たち自身が地域社会とのふれあいの中で成長していることを実感しました。キャリア教育の一環として行った「産業社会と人間」や「総合的な学習」の中での社会人との交流体験、「撫養街道を歩く」「ヴォルティス学園祭」などの校外での学習活動、全校生徒で行った「課題研究発表会」などが充実したものになってきているのも、君たちの努力の積み重ねであると思います。このような活動を評価され本年度「文部科学大臣表彰」を頂くことができたことも大変喜ばしいことでした。卒業後も「あらゆる仕事が社会や人のためになっている」ということが実感できる日が近いと思います。

 
 このような君たちが、私の誇りです。
    新しい船出に向けて、大きな帆を高らかに挙げて鳴門海峡に漕ぎ出(い)でて、胸を張って太平洋に突き進んでいく君たちの姿を想像します。今まさに、本校で培ってきた校訓の「自主・至誠・躍進」の心をオールに込めて、真っ正直に、一(いち)途(ず)に、何も恐れず漕ぎ進んで行ってください。


 そして、君たちの未来は、心の持ち方ひとつで希望に満ちて光り輝いていくことを心に刻んでおいてください。今、ここに思いどおりの道を歩もうとしている人とそうでない人もいます。しかし、君たちは悩んだり相談したり努力する中で、最終的には自分で決めてここにいます。「花は与えられた所で花となる」といいます。自分で決めた後は、これから進む場所で誠心誠意、一所懸命に頑張ることが何よりも大切です。そのことが、次の夢や目標に必ず繋がって自分の花となっていきます。与えられたところで頑張るとは、耐えて辛抱することも必要です。


 「雪に耐えて梅(ばい)花(か)麗(うるわ)し」とは西郷隆盛の言葉です。お金や名誉より義理・人情を優先した大リーグでも活躍した広島カープの黒田博(ひろ)樹(き)投手の座右の銘でもあります。雪に耐えて辛抱した時を経たからこそ梅の花は美しく麗(うるわ)しいのだという意味です。また、逆に美しく麗(うるわ)しくなるには、耐える時期を経験しなければならないとも言えます。これから、君たち一人ひとりが梅花のごとく麗しく咲くためにも、渦潮高校生らしく明るくたくましく努力や辛抱を惜しまない人に成長していくことを祈念しております。


 結びになりましたが、ご来賓・保護者の皆さま、これまで本校の教育活動に多大なご尽力とご支援を賜りまして、誠にありがとうございました。「鳴門渦潮高校」の卒業生として、君たちが母校や郷土に愛着を持って、誇りと自信を胸に社会や人のために貢献できる人となり、幸多き人生を送ることを祈念して式辞といたします。

                                                                                                                            2018.3.1


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2018/01/12

3学期始業式

Tweet ThisSend to Facebook | by:H.nakata

渦潮高校吹奏楽部(アンサンブルコンサート)
 おはようございます。そして、明けましておめでとうございます。
   今日は最初に、冬休み中にあった全国大会で健闘した人たちを称えたいと思います。結果はそれぞれですが、それぞれの生徒たちがよく頑張りました。男子バスケは怪我をして万全の状態でないにもかかわらず、全員で気力を振り絞り最後まで戦い続けました。弓道の湯浅君も後一つというところで決勝トーナメント進出でしたが、次回に期待できると思います。


  女子サッカーは、みなさんも新聞紙上でご存じのように徳島県勢、また渦潮高校としても初めてのベスト8という偉業を成し遂げました。1回戦は花咲徳栄を2-1、2回戦は日本航空を1-1の同点、PK線で5-4で競り勝ち、準々決勝の大商学園は0-3で敗れましたが、全試合を通じて、ひたむきに何度も何度も相手にプレッシャをかけ続け、体を張って球際では意志の強さと運動量で相手に挑む姿はすばらしかったです。普段の学校内での笑顔からピッチに入ると全然違う勝負にかける顔を見て、しばらく顔と名前が一致しませんでした。それだけ心のオン・オフの切り替えをして戦っている姿に感心させられました。本当に感動的な試合をありがとうございました。


 さて、新しい年を迎えて決意や覚悟、思いを新たにしていることと思います。私は、年の初めにあたり書き初めで「初心忘るべからず」と書きました。この言葉は室町時代に「能」の大成者の世阿弥という人の「風姿花伝」という書物の中にあります。何かを始めたときの最初の思いや、目標、志を忘れず謙虚にその時の気持ちで取り組もうと意味です。また、何事を始めるにしても最初は未熟であったのだから、そのことを忘れず成長していこうという意味合いもあるようです。

 そして、その書物の中にこのような一節もあります。

 「上手は下手の手本なり
    下手は上手の手本なり」
 
 一般的に上手な人(技量に長けている人)は、下手な人(技量が未熟な人)のお手本になり影響を与えるであろうことは想像できます。部活動で県外遠征して強いところと試合して吸収しようとしたり、対外模試で高得点者の勉強法を吸収しようとすることからもわかります。しかし、下手な人(技量が未熟な人)から上手な人(技量に長けている人)は何を得ることができるのか疑問に思う人もいると思います。技量がその時点で未熟でも工夫したり努力する姿勢から学ぶことはあるということです。要するに、自分の心がけ一つ、見方、考え方次第で吸収・成長できるということを語っているのだと思います。


 ここで、皆さんも新年に当たり決意していることはあると思います。年末に約束したように、できるだけ短い言葉で自分の思いを文字として頭にイメージしてみてください。目を閉じて、今から1分間しっかり決意を決めてください。
 
 はい。目を開けてください。皆さん一人ひとりの決意を実現することで、渦潮高校としても更に躍進していくことになると思います。7年目を迎えるこの年が、学校としても更に成長していくためにも、主体的に取り組む皆さんをしっかり応援していきます。これで式辞といたします。                                                     (2017.1.9)

                                                                   


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