校長室より
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2018/01/12

3学期始業式

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渦潮高校吹奏楽部(アンサンブルコンサート)
 おはようございます。そして、明けましておめでとうございます。
   今日は最初に、冬休み中にあった全国大会で健闘した人たちを称えたいと思います。結果はそれぞれですが、それぞれの生徒たちがよく頑張りました。男子バスケは怪我をして万全の状態でないにもかかわらず、全員で気力を振り絞り最後まで戦い続けました。弓道の湯浅君も後一つというところで決勝トーナメント進出でしたが、次回に期待できると思います。


  女子サッカーは、みなさんも新聞紙上でご存じのように徳島県勢、また渦潮高校としても初めてのベスト8という偉業を成し遂げました。1回戦は花咲徳栄を2-1、2回戦は日本航空を1-1の同点、PK線で5-4で競り勝ち、準々決勝の大商学園は0-3で敗れましたが、全試合を通じて、ひたむきに何度も何度も相手にプレッシャをかけ続け、体を張って球際では意志の強さと運動量で相手に挑む姿はすばらしかったです。普段の学校内での笑顔からピッチに入ると全然違う勝負にかける顔を見て、しばらく顔と名前が一致しませんでした。それだけ心のオン・オフの切り替えをして戦っている姿に感心させられました。本当に感動的な試合をありがとうございました。


 さて、新しい年を迎えて決意や覚悟、思いを新たにしていることと思います。私は、年の初めにあたり書き初めで「初心忘るべからず」と書きました。この言葉は室町時代に「能」の大成者の世阿弥という人の「風姿花伝」という書物の中にあります。何かを始めたときの最初の思いや、目標、志を忘れず謙虚にその時の気持ちで取り組もうと意味です。また、何事を始めるにしても最初は未熟であったのだから、そのことを忘れず成長していこうという意味合いもあるようです。

 そして、その書物の中にこのような一節もあります。

 「上手は下手の手本なり
    下手は上手の手本なり」
 
 一般的に上手な人(技量に長けている人)は、下手な人(技量が未熟な人)のお手本になり影響を与えるであろうことは想像できます。部活動で県外遠征して強いところと試合して吸収しようとしたり、対外模試で高得点者の勉強法を吸収しようとすることからもわかります。しかし、下手な人(技量が未熟な人)から上手な人(技量に長けている人)は何を得ることができるのか疑問に思う人もいると思います。技量がその時点で未熟でも工夫したり努力する姿勢から学ぶことはあるということです。要するに、自分の心がけ一つ、見方、考え方次第で吸収・成長できるということを語っているのだと思います。


 ここで、皆さんも新年に当たり決意していることはあると思います。年末に約束したように、できるだけ短い言葉で自分の思いを文字として頭にイメージしてみてください。目を閉じて、今から1分間しっかり決意を決めてください。
 
 はい。目を開けてください。皆さん一人ひとりの決意を実現することで、渦潮高校としても更に躍進していくことになると思います。7年目を迎えるこの年が、学校としても更に成長していくためにも、主体的に取り組む皆さんをしっかり応援していきます。これで式辞といたします。                                                     (2017.1.9)

                                                                   


16:49 | 投票する | 投票数(0) | コメント(0)
2017/12/27

第2学期終業式

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正門前の防潮堤(防災拠点として整備中)
 おはようございます。
  今日は何の日が知っていますか?「冬至」と言って、北半球ではこの日が1年で1番昼間の時間(日の出から日の入りまで)が短い日で、これからは「夏至」まで長くなっていくことになります。しかし、気温は2月最初の節分、立春のころまで下がっていきます。これから年末年始に向けて大事な試験や試合に臨む人は、特に体調管理には、十分気をつけて頑張ってほしいと思います。


 さて、今日は皆さんに考える時間をもってもらえたらと思います。3年生の就職する人は、あと3ヶ月もすると社会に巣立っていき社会人として生活していかねばなりません。そこで、皆さんが「生まれてから小学校入学まで」、「小学生の時」「中学生の時」「高校生になって今まで」の4つに分けて静かに考えてほしいと思います。


 静かに目を閉じてください。4つの時期を思い出す最初のタイミングはこちらで言います。それを聞いてその時期楽しかったことつらかったことなど何でも思い出してみてください。約7分間です。

  人は一般的には3歳くらいまでの記憶はないと言われていますが、まず、自分の生まれたときから小学校に入るまでの自分を振り返ってみましょう。


 次に小学校入学から卒業までの6年間。いろいろなことがあったでしょう。

 1年生から順番に振り返ってみてください。

 次に中学校入学から卒業までです。


 最後に高校入学より今までです。


 どうでしたか?静かに自分に向き合うことって意外と少ないものです。たった7分の間にいろいろなことが頭に浮かんできたと思います。そして、今まで自分がどのような人生を送ってきたか。そして、その中でいろいろな人に支えられてきたかなど思いが巡ったのではないでしょうか。毎日、時間に追われたりするとも多いと思いますが、この一人の時間を作って、時々振り返って見てください。過去は、良いことも悪いことも変えようがない事実がここにあります。
 
 皆さんは、良きにつけ悪きにつけいくらでも変わります。変化するエネルギーがいっぱいあるときです。より良い方向に変化していくかどうかは、本人の「気づきと行動力」であると思います。可能性が無限にある皆さんのこれからの「より良い変化」に期待して第2学期の式辞とします。                      
                                                                         (2017.12.22)


15:55 | 投票する | 投票数(1) | コメント(0)
2017/12/27

全国大会壮行会

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女子サッカー横断幕(正門西側)
 皆さん、こんにちは。
 これから年末の全国大会に出場する女子サッカー部、男子バスケットボール部、弓道部のみなさん、おめでとうございます。皆さんの今までの努力が結果として表れて教職員、生徒全員で本当にうれしく思います。次は全国の舞台です。徳島県、四国の代表として鳴門渦潮高校生として、それぞれの会場で正々堂々と思う存分戦ってきてください。


 女子サッカーの皆さん、バルセロナのメッシ選手が試合の勝利の後「努力が報われましたね」話しかけられたとき、何と答えたかわかりますか?
メッシ選手は「努力すれば報われる?そうじゃないでしょう。報われるまで努力するんです。」と答えたそうです。まさに一流選手であり本当の努力を今も続けている深い言葉だと思いました。皆さんも、これから大会までの限られた時間を、勝利という結果で報われるためにも弛まない努力を続けてほしいと思います。


 男子バスケットボールの皆さん、日本初のNBAプレイヤーとなった田伏勇太選手が負けず嫌いで自分を強く持っている一面を魅せるこんな話をしていました。「周りからけなされてNBAでは無理だと言われていたけど、他人に自分の限界を決めさせたくなかった。」と。自分の限界を自分が決めてしまいがちな人が多い中で、自分では高い志を持ち周りの評価に強い反発心を持って戦い続けたのだと思います。試合前も試合中も、まず弱気になりそうな自分(限界を決めてしみそうな自分)に勝つことからだと思います。


 最後に弓道の個人で全国大会に出場する湯浅丹君。弓道は的に当てる競技ですがそれだけではないと言われています。弓道は日本の伝統的スポーツであり、人の道を追求する修行道とも言われています。「真・善・美」を最高目標として、練習の時から一射ごとに真実を追究し、平常心で美を求めるよう心がけ臨んでほしいと思います。


  それぞれの部に言いましたが、これは全校生徒の皆さんにも通じることです。自分たちの目標に向かって、弛まぬ努力を続け、自分で限界を決めることなく平常心で堂々と戦ってきてほしいと思います。試合に出る人、交代で出る人、出たくても出れない人、マネージャー、それぞれの人が感謝を心がけ部員全員がそれぞれの与えられた場所で活躍しサポートし合うことが大きな力になると思います。。皆さんの健闘と成長を祈っております。

頑張ってきてください。
                                  (H29.12.20)      


15:49 | 投票する | 投票数(0) | コメント(0)
2017/11/24

創立記念日

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校長室にて
 今日は、徳島県立鳴門渦潮高等学校の6回目の創立記念日です。
 本校は徳島県立鳴門第一高等学校と鳴門市立鳴門工業高等学校の2校が再編・統合し、平成24年に四国で唯一のスポーツ科学科、県内で一番多い系列を持つ総合学科を設置する高等学校として開校しました。そして、鳴門渦潮高等学校となり、今年で6年目を迎えました。前身の鳴門第一高校からは106年目、鳴門工業高校からは、56年目を迎えることになります。両校の歴史と伝統を継承し、先輩方の思いを繋ぎ、融合・統合してきました。本校の校訓「自主・至誠・躍進」の「自主」は、鳴門第一高校から、「至誠」は鳴門工業高校から受け継いだものです。


 鳴門第一高校の歴史を振り返ると、大正2年板野郡立実科高等女学校として創立された徳島県立撫養高等女学校の流れと、大正12年に撫養商業補習学校を始まりとする徳島県立撫養商業学校の流れが、昭和24年の高等学校再編成により統合され徳島県撫養高等学校となりました。その後、昭和46年に徳島県立鳴門商業高等学校と校名が変わり、平成5年には国際教養科を新設した徳島県立鳴門第一高等学校となり、6年前より、鳴門市立鳴門工業高校と統合になり、現在の鳴門渦潮高等学校となりました。撫養キャンパスの門の横にある土塀は開校当時から残る唯一の建造物です。そして当時の校歌にも出てくる「ヒマラヤ杉」も歴史を物語っています。幾多の校名変更と長い伝統の中で県内外に、優秀な人材を送り出してきました。


 鳴門工業高校は、昭和38年に機械科と工業化学科を持つ鳴門市立鳴門工業高校としてスタートし、その後、時代のニーズに応じて情報技術科、建築科等が設置されました。高度経済成長の中で、日本人の強みである「ものずくり」の大きな期待に答え、有為な人材を多く輩出してきました。当時の校歌には「工業立国の使命をおびて」で始まる歌詞を懐かしむ先輩諸氏も多くおいでます。平成24年に、鳴門市立の高校からの県立に移管と併せて統合・再編された鳴門渦潮高校は鳴門市立工業高校の歴史と伝統も引き継ぎ、新しい学校としての使命も果たすとともに前進・成長しているところです。


 鳴門渦潮高校は、今、充実した教育環境の中で、スポーツのリーディングハイスクールとしてスポーツを通じた人材育成を図る「スポーツ科学科」、また、地域に根ざした地域に愛される社会に貢献できる人材を育成する「総合学科」として、県民の期待に応え充実・発展していかなければなりません。本館管理棟や現在工事中の防潮堤等の施設を有効活用する地域防災の拠点としても使命を果たさねばなりません。皆さん一人ひとりが、我々教職員や先輩たちと切磋琢磨しながら、この鳴門渦潮高校でのいろいろな経験や交流を通じて「勇気ある挑戦」を続けることで、大きく成長していくことを切に願っています。
 
 来年度中には、憩いの広場としての大中小の植栽やベンチ等を整える外構工事、学校の回りの擁壁(防潮堤)工事、野球場及び周辺工事やトレーニングセンター前の多目的施設整備等が終えると施設の環境整備はすべて終了します。環境だけが整っても、皆さん一人ひとりの心身両面の成熟・成長が無ければ学校で学ぶ意味がありません。これからも惜しまぬ日々の努力を期待しています。
 
 さて、今日は、この創立記念日の機会に、この言葉を覚えておいてください。
「陰徳(いんとく)」と読みます。(額縁に入れた字を見せながら)

 今は、とかく自分のことをアピールしたり、自己主張してパフォーマンスする表現力や見せ方が優先されている風潮があるように思います。皆さんの人間関係の中でも、互いに見えるところをしっかり見せようという意識が強いような気がします。その中で、信頼できる人と一緒に仕事をしたいとか、信用できる人を探してもがいている人も多いのではないでしょうか。大人にも、そのような傾向があるように思います。このような時代だからこそ、「陰徳」の精神が必要とされていると感じます。


 この言葉は、サントリーの創業者「鳥井信治郎」氏が、終生、社会人として、人として大事にしていたそうです。意味は、人に知られないかたち(陰)で善行(徳のあること)をするという意味です。困った人がいれば助けるのを当然と考える。人が喜ぶことをすることは自分も嬉しいことであると考え行動する。そのような「徳」は、黙って密かにするものであり、礼を言われるもでもない。礼を言われたり感謝されることを目的にすれば、それは真の意味で「徳」ではないということです。その源は、信じる心にあり、一昔前であれば、善いことも悪いこともお天道様が見ていると言うことでしょうか。事実、今の混沌としたこの時代でも、善い行いも悪い行いも、すぐにわからなくても必ずいつかの時に、人は認め、わかるという真理はあります。


 「陰徳」のある人は、将来を通じて心底信頼されるということを、昔から近江商人や大坂の船場の人たちに長く引き継がれてきたようです。先日、昨年の記念講演会で講演していただいた東京で大手スーパーを経営している皆さんの大先輩の出村氏も、経営の中で「陰徳」を特に大切にされていることを話されていました。私たちも、今の時代に忘れかけた大事な精神であると思いますので、是非、意識してこれから生活してほしいと思います。

 中々できないことですが、実は皆さんの中でその行為を自然にしている人たちもいます。6年前の渦潮高校創立時より今もずっと、週初めの早朝より、学校のいたるところで一人ひとりが、誰に見られるとか見てほしいでなく、黙々と清掃してくれている皆さんの仲間がいます。これこそが、「陰徳」であると思いました。本当に心が洗われます。そのほかにも、人のために、人が喜ぶために善い行いを実践している人はいます。どうか、これからも、そのような素直な気持ちと行動を大切に養い、この学舎を巣立っていってほしいと思います。


 最後に、今日の創立記念日にあたり、「陰徳」という言葉をもう一度かみしめ、、私や回りの大人が見えていないところでも、「陰徳」が行われているであろう事に感謝して式辞と致します。

                    平成29年11月17日
                          徳島県立鳴門渦潮高等学校長                                           中田  寛志


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2017/11/01

全校集会(10月)

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読書の秋
 皆さんこんにちは。
  「読書の秋」の季節になりました。今日は,「読書」について話します。

   私は、小学校の頃より,読書をするといえば読書感想文を書くときだけでした。高校生になり母親から本を買うのなら小遣い以外に買ってくれると聞き,本を読まないのに喜んでいたことを思い出します。だから、実際に本を買って読み出したのは高校生からです。そして、特に読むようになったのはある出来事からです。


 あれは,42年前,昭和51年(1976年)1月の雪の降る部活の帰りの「二軒屋駅」のホームでした。 ちょうど「なごり雪」という歌が流行っていました。プラトニックなお付き合いをしていた1つ年下の女の子に別れ話を切り出されました。私は,呆然とホームに立っていました。何とか汽車に乗り帰りましたが,家に帰ってからも何も手につかず,無気力状態で時間の感覚もなく横になっていた気がします。そのとき,以前買って本棚に置いてあった本を見つけました。


 武者小路実篤の「友情」でした。何となく買って,そのままにしていた本を何となく読んでいました。俗っぽく言うと三角関係の内容で,読み進んでいくうちに,主人公の野島と自分の心が重なってきて,最後に,野島が彼女を奪われた親友の大宮に言う台詞から,勇気と強がりが出てきたのを思い出します。


 それからは,太宰治や夏目漱石,加藤諦三などを読みあさっていきました。そして,いの間にか失恋の痛手は癒やされていきました。


   私は,そんなきっかけで本が好きになっていきました。近年は,重松清,百田尚樹,池井戸潤に夢中になっています。今,人気のテレビ放映されている「陸王」を見て,テレビから本に入る人も多いようです。

 
 最後に11月は「読書月間」です。2016年全国調査によると,月に1冊も本を読まない高校生は,57.1%だそうです。小学校が4%,中学生15.4%に比べて高校生の読書離れが際立っています。本を好きになるきっかけは,結構身近にある気がします。図書館にも寄ってみましょう。この「読書の秋」に渦潮高校生全員が,まず「月に1人1冊」は読んでみましょう。自分の知らない世界と必ず出会えます。
                                                                                                                 (2017.10.31)


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2017/11/01

高文祭壮行会

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茶道
 皆さん、こんにちは。
 本日ここにいる吹奏楽部、写真部,茶道部,書道部の皆さんは、10月28日の総合開会式から始まる徳島県高校文化祭参加します。鳴門渦潮高校の代表として,日頃の活動の成果を十分に表現してきてください。


 文化と徳島に関することで,今日は「茶道」の話をします。

   皆さんは,千利休という人を聞いたことがあると思います。織田信長や豊臣秀吉に仕え佗茶を大成した人です。利休さんの子孫で元15代家元の「千玄室」さんは,終戦前に徳島にあった白菊特攻隊員でした。もう亡くなられましたが,テレビでおなじみの水戸黄門役で活躍していた「西村晃」さんも同じ特攻隊員だったそうです。生き残ったのは,同じ隊で2人だけだったようです。千玄室さんは,特攻隊員として出発前夜の戦友にお茶をふる舞い,おもてなしの心で接し,最後を見送ったと言います。90歳を超えた今も世界中で日本の伝統文化である「お茶の心」を伝え,世界の平和を祈り活動しています。


 その千玄室さんの好きな言葉に「心して」があります。何かを行う際に,十分な心構えをして,注意を払ってということです。言い換えれば「心を整えて・心を集中して」ということでしょうか。


 高文祭に参加する皆さん,皆さんの今まで頑張ってきたことを披露する舞台です。
「心して」臨んでください。
                                                                              (2917.10.23)


13:55 | 投票する | 投票数(0) | コメント(0)
2017/09/02

第2学期始業式

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正門の校名
 皆さんおはようございます。
 皆さんの一人ひとりにとって、どんな夏休みでしたか?


   8月12日、甲子園の渦潮高校は大いに盛り上がりました。生徒と教職員のほとんどの人が参加してくれてありがとうございました。選手たちも最後まで粘り強く、堂々と戦いおおきな感動を与えてくれました。何よりも応援に参加した生徒・教職員全員が、炎天下で必死で応援できたことを大変嬉しく思います。渦潮高校としての一体感や誇りを感じることのできた貴重な体験になりました。応援歌「栄冠を我等に」を作詞・作曲してくれた内藤順(より)子(こ)さんもスタンドで一緒に応援しながら、感激してくれていました。


 さて、登校日の時にお願いしていた「戦争と平和」について考える時間を持ちましたか?  図書館へも足を運びましたか?72年前には、君たちと同世代の若者が自ら命を落としたり戦争の被害者となりこの世を去っていったことを想像してみましたか。


   自分の祖先、先人を知り、大切にする人は、自分をも大切にすると言います。
   私の亡くなった叔父は、陸軍の軍人としてビルマ(現ミャンマー)で終戦を迎えました。私が子どもの頃、戦争のことを聞こうとしても多くは語りませんでした。しかし、数少ない言葉の中にも、悲惨さや非情さが伝わり心の中にはもっと言いようのないものがあるのを感じたのを昨日のことのように覚えています。


   また、私は原爆が世界で最初に投下された広島で4年間の学生生活を送りました。   下宿屋のおばさんは、時々8月6日のことを悲しみと怒りで話してくれました。投下直後の市内を流れる川に人が飛び込んでいったことや焼きただれた遺体のことを話してくれました。何の罪もない人たちが一瞬にして命を奪われ、その後も原爆症に苦しみながら多くの命が奪われ苦しみ続けた事実があります。


   戦争を経験していない私たちは、伝え聞いたことや書物から知ったことを伝えていかなければならないと思います。そして、皆さんも知ろうとしてほしいと思います。先日は、隣国から日本上空を越えてミサイルが撃ち込まれました。核保有国はなくなりません。世界各国で内戦や内紛が起こっています。このような時代だからこそ戦争と平和、命の大切さをしっかり考えることのできる自分を持ってほしいと思います。そのためにも、72年前のことを、自ら学ぼうとしてください。お願いします。


   最後になりましたが、皆さんも報道等で知っていると思いますが、徳島高速道で本校の2名が同乗していた停車中のバスがトラックに追突され16名の死傷者が出るという痛ましい事故が起こりました。本校の2名は大惨事の厳しい状況の中、必死で脱出しましたが、悲しい苦しい気持ちが今もあると思います。一人は、しばらく入院治療が必要ですが、もう一人は、今日から登校しています。これからも二人を温かく見守ってもらえればと思います。


 ここで、亡くなられた高校1年生と30才の運転手に黙祷を捧げたいと思います。全員で起立をお願いします。


「黙祷」(1分間)    「直れ」


 昨年の2学期始業式で読んだ谷川俊太郎氏の「生きる」の一節を聞いてください。


「生きているということ
  いま、生きているということ
   泣けるということ
     笑えるということ
     怒れるということ
     自由ということ」


  これで、始業式のあいさつとします。(H29.9.1) 


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2017/08/19

甲子園出場のお礼

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 徳島県立鳴門渦潮高等学校野球部の第99回全国高等学校野球選手権大会(甲子園)への出場に際しましては、多くの皆様方ならびに同窓生・本校関係者各位より心温まるご支援を賜りまして、誠にありがとうございました。

 

 甲子園大会におきましては、新潟県の代表校である日本文理高等学校と対戦しましたが、5対9で惜敗しました。しかしながら、選手たちは最後まで精一杯戦い、今回の経験は今後への大きな自信となったことと思います。また,応援に参加した生徒もグラウンドの選手一体となり,心を一つにまとめ達成感を感じることができ充実した時間を過ごすことができました。

これもひとえに皆様方からの温かいご支援とご声援の賜と心から厚くお礼申し上げます。

 

 この度の甲子園での貴重な経験を通して学ばせていただいた多くの事を今後の学校生活に生かせるよう、尚一層精進を重ねて参る所存でございます。

 

 今後ともご指導・ご鞭撻賜りますよう心からお願い申し上げ、はなはだ簡単ですがお礼のご挨拶と致します。

 

                      徳島県立鳴門渦潮高等学校

                        校長 中田 寛志


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2017/07/27

第1学期終業式

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校内の松
 皆さん、おはようございます。
 皆さんは、始業式に話した「本校の使命と強み」の3つのことについて覚えていますか?少し振り返ってみましょう。


 1つは、スポーツのリーディングハイスクールとして使命です。スポーツを通じた人間形成を基本に競技力の向上を図ることです。政治や国際関係が嘘や欺瞞で混沌としている中、フェアープレイ精神や審判や相手をリスペクトするこを大切にしているスポーツが果たす役割は重要です。皆さんは、どうですか?四国大会出場部数は過去最多、今回も全国総体に4つの部が出場するなど少しずつ競技力は向上しています。スポーツ科学科と総合学科のすべての部員と応援するすべての生徒がスポーツ・リーディングハイスクールの一員であることを今以上に自覚して、今後も精進してほしいと思います。まずは、人間形成を基本に自立した成長を期待しています。


 2つめは、地域創世に貢献できる生徒を育成する使命です。主に総合学科を中心に取り組んでいますが、産社や総学、講演会等を通じて、地域に信頼される地域に貢献できる生徒の育成に努めている強みがあります。たとえば、早見さんの講演では大人を見極めることの大切さや補欠選手の経験が将来に生きることなどを教えてくれました。いつも前向きで元気な鴨頭さんからは、笑顔やあいさつなど人と接する時に大事なことを実体験からパワフルに伝えてくれました。私は、JICAの上西さんからの話で異文化交流のためのとてもわかりやすいキーワードがとても印象的でした。異文化や人を理解していくことで、「Strange(変だなあ)・Defferent(違う)・Interesting(面白い)」と進んでいくことが大切であると。異文化や人と接するとき、最初にStrangeと感じても、少しずつ理解してくると、Defferentがわかり、次には相手を受け入れ認めInterestingとなるという話でした。人によって、感じるところや心にささるところは多少違うとは思いますが、いろいろな大人と接することで視野は広がり考えも深まっていきます。普通科高校には少ない、この経験があるという強みです。


 3つめは地域防災の拠点として使命です。6月には、学校周囲の3地域と本校の防災クラブの合同で避難訓練を実施しました。防潮堤や避難場所機能を持つ学校の使命を自覚して危機管理の意識をより強く持ってほしいと思います。また、この夏休み中に熊本地震の支援活動に積極的に参加する3年生がいることも紹介しておきます。このような仲間がいることは、これからの防災リーダーの養成校としての誇りです。


 話は変わりますが、「としょかんだより」を読んだ人は、すぐにわかると思いますが、図書館で仲里先生が沖縄の紹介をしてくれています。仲里先生は、沖縄県出身でもあり沖縄関係の本のコーナーも設けてくれています。72年前の真夏の沖縄でのこと、その後広島、長崎で何があったのでしょうか?この夏の暑い日に是非考えてほしいと思います。8月3日の登校日は、戦争と平和について考える機会にしようと思います。そのためにも本を読んでほしいと思います。図書館へ行ってみてください。最後に心と体の健康には十分に配慮し、有意義な夏にしてください。                       (H29.7.20)
                                                                       


11:29 | 投票する | 投票数(2) | コメント(0)
2017/07/27

全国総体壮行会

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IH出場記念懸垂幕
 皆さん、こんにちは。
 全国高校総体に出場する陸上競技部、ウエイトリフティング部、柔道部、水泳部のみなさん、おめでとうございます。皆さんの今までの練習の技術的な積み重ねや精神的な成長が結果として表れて本当にうれしく思います。次は全国の舞台です。徳島県、四国の代表として檜舞台で精一杯頑張ってきてください。


 さて、今日は大塚製薬の前会長さんが社員によく話していた言葉を紹介します。
それは、「人生、希望と辛抱です」です。仕事や社会生活全般に通じるメッセージです。スポーツも同様と思います。


 考えてみてください。皆さんが全国大会を決めるまでの練習や当日の試合の中で最初から最後まで順風満帆な自分だけのペースでは無かったはずです。相手と力の差があっても「流れ」を感じていたと思います。実力差がない場合はなおさらです。その中で絶対勝つという「希望」を強く持ち、ここは「辛抱」と踏ん張らねばならない状況を耐えたからこそ、チャンスをつかみ、その流れを一気呵成に攻め勝利を得たのではないでしょうか。


 人生もスポーツも楽勝や圧勝は最初からしようと思ってもありません。どんな相手に対しても侮らず、恐れず「希望と辛抱」をしっかり実践していくことで勝利への道を切り拓いてください。どちらとも生きていく上で非常に重要なことです。

 
 また、全校生徒にも通じるメッセージです。「人生、希望と辛抱です」。これから進学や就職に悩んでいる人も「希望と辛抱」です。まずは、全国大会出場者は全国のプレッシャーの厳しい中でこのことを体験してきてください。皆さんの健闘と成長を心より祈っております。  頑張ってきてください。
                                (H29.7.20)      


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