校長室より
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2018/04/10

平成30年度入学式

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入学式の花
式 辞
   桜前線の早い訪れとともに、草花も一斉に咲き出し、生きるものすべてに生命の息吹がみなぎる希望の季節を迎える中、本日ここに、平成30年度徳島県立鳴門渦潮高等学校の入学式を挙行できることは誠に大きな喜びであります。

 
  ただ今、入学を許可いたしましたスポーツ科学科60名、総合学科165名、計225名の新入生の皆さん、保護者の皆様、ご入学おめでとうございます。皆さんの入学を教職員並びに在校生とともに、心から歓迎いたします。また、川本優子PTA会長様をはじめPTAの方々や保護者の皆様方には厚く御礼申し上げます。 


 本校は徳島県立鳴門第一高等学校と鳴門市立鳴門工業高等学校の2校が再編・統合し、平成24年に四国で唯一のスポーツ科学科、県内で一番多い系列を持つ総合学科を設置する高等学校として開校しました。本校の校訓「自主・至誠・躍進」の「自主」は、鳴門第一高等学校から、「至誠」は鳴門工業高校から受け継ぎ、自分の可能性を信じて前進・躍進していくようにと「躍進」を加えました。両校の歴史と伝統を継承し、2つの学科の特色を生かすとともに、期待される3つの使命に責任とやりがいを感じながら教育活動を推進しています。1つめの使命は、徳島県のスポーツ・リーディングハイスクールとしての使命です。県の競技力の向上とスポーツを通じた人材育成を行っています。昨年は、開校以来の目標であった日本一のアスリート輩出ということを、陸上競技の円盤投女子の髙木智帆さんが果たしてくれました。2つめは、グローバルな視点を持った地域に貢献できる生徒を育成する使命です。国際交流や地域社会との交流を通じて視野の広い人材を育成しています。昨年は、今までのキャリア教育を評価していただき「文部科学大臣表彰」を受賞することもできました。3つめは、地域の防災拠点としての使命があります。避難所としての機能を最大限に生かし、防災クラブや生徒会役員が周辺地域の人たちと協働で、防災・減災活動に取り組んでいます。


 本館管理棟が完成して4年目、単独寮としての「躍進寮」が新設されて3年目となり、昨年度末には、野球場、部室、防潮堤、植栽などが整備されました。私たちは、私たちの学校の環境整備に、県が多大な尽力をしてくれていることに感謝するとともに、それに伴う責任・使命も果たさねばなりません。使命とは、他校にはない本校の強みでもあり、そのことを意識して弛まぬ努力を重ねることが誇りにも繋がります。どうか、入学生の皆さんも、このことをしっかり自覚してともに鳴門渦潮高校を創っていくことに積極的に参加してください。


 本校には、スポーツや勉強の学びの環境が十分にあり、情熱ある教職員がたくさんいます。やるかやらないか、今までの自分と変わるか変わらないかは、皆さん自身の心にかかっています。「自らを知り、自ら行動する」ことを大切にしてください。自らを知ると言うことは、自分が知らないことを知り、学ぶということです。そして、いろいろな場面での自分の立ち位置を客観的に把握してください。己を知り、良いと思ったことは「恐れず、怯まず、侮らず」チャレンジしてください。結果的に、うまくいくこともそうでないこともあると思いますが、その経験が、皆さんを必ず成長させてくれます。傍観したり評論するだけでは人間的に絶対に成長しません。失敗を恐れない勇気を持って、まず、一歩を踏み出してみてください。
 
 さあ、これから高校生活が始まります。大きな夢を心に描き、お互いを思いやり、この鳴門渦潮高校の校訓「自主・至誠・躍進」のごとく自ら行動し、誠を貫き、自分の可能性を信じて躍進してほしいと思います。学ぶために、成長するために、皆さんは学校へ来ています。毎日の授業、部活動、ボランティア活動や地域貢献活動にも積極的に参加してださい。友と共に青春の汗や涙を流すことが、どれだけすばらしく尊いかもわかります。
  
 3年後の皆さんが、心身共に大きく成長し、鳴門渦潮高校に誇りと愛着を持って巣立っていくためにも、私たち教職員は、誠心誠意、関わっていきます。皆さんも3年後の成長した自分を想像して、これからの毎日を大切に送ってください。


 終わりになりましたが、お子様の成長のためには、教職員と保護者、地域の方々、周りの大人の理解と協力が大切であると考えております。保護者の皆様におかれましても、本校の教育活動に格別のご理解とご協力を賜りますようお願いして式辞といたします。    
                    平成30年4月9日
                          徳島県立鳴門渦潮高等学校長                                           中田  寛志


20:18 | 投票する | 投票数(3) | コメント(0)
2018/04/10

第1学期始業式

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正門近くの石碑(飛躍)
 おはようございます。皆さん、元気でしたか?
 新年度を迎え、心新たに、この式に臨んでいる姿を見て大変うれしく思います。最近のニュースで感動と尊敬の気持ちにさせてくれていることがあります。それは、大谷翔平選手の大リーグでの大活躍です。現在3本塁打、1勝と二刀流での実力を十二分に発揮しています。投手か打者かどちらかに専念した方がいいとか言う周りの意見に惑わされずに、自分の意思を貫き、新しい世界を切り開く勇気に関心させられている人は多いと思います。


 皆さんに、昨年、この場で大谷選手が花巻東高校1年の時に描いた「マンダラチャート」を見せたことを覚えていますか。目標の真ん中に「ドラ1・8球団」と書いてそのために自分がやるべきことを周りに書いていました。そこでは、目標設定と具体的な方策、実践力の大切さを学んだと思います。


 160年も昔の人にも、志の内容違いますが、夢を持ち計画的に考え取り組んだ人がいます。日本史の上でも、幕末から明治にかけて多くの偉人を輩出した松下村塾において吉田松陰が塾生に教えていた内容を紹介します。

           「夢なき者に 理想なし。      
     理想なき者に 計画なし。
     計画なし者に 成功なし。
     故に、夢亡き者に成功なし。」

   成功するためには、計画が必要であり、計画するためには理想や夢が必要という意味です。。当時、松下村塾の門下生は、日本を考え、世界を見据えて、日本を変えていく夢があったのだと思います。そして、そのための理想や目標を持ち計画的に事に当たり、明治維新を成し遂げ、新しい明治の時代を築いたのです。


 大学へ行くだけとか就職するだけが夢ではないと思います。皆さんには、働くと言うことを通じて、将来どうありたいかという夢を持ってほしいと思います。お金をもらって生活をするためだけに働くのではないと考えます。そのことも、生きていく上で大切ではありますが、その仕事の中で、どんな人になりたいかという広い視野の中で、夢を持つことは大変重要です。そこから、しっかりと計画して前に進むことを期待しています。


 3年生は、卒業後の進路決定が迫っています。もう一度、自分がどうありたいか、夢や理想は何か、しっかり確認してください。2年生も、今からしっかり悩んでほしいと思います。このことを考え、思いを巡らし、決めるのは自分自身です。身の回りの情報や周りの先生や親との会話から得ることもあります。自分が強く思ったことしか叶いません。明治維新の志士や大谷選手のように、大きな夢と勇気を持って、計画的に考えることのできる行動力のある人になってほしいと思います。「自分は無理」という気持ちは捨ててください。皆さんには一人ひとりに無限の可能性があります。可能性を信じて、皆さんが夢に向かって成長し続けることを期待して第1学期の挨拶とします。                                    H30.4.9(月)

                                                       


20:01 | 投票する | 投票数(2) | コメント(0)
2018/04/07

第3学期終業式

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ハナミズキ
 おはようございます。
  今年度も、今日で終了しますがどのような1年間でしたか?
   学校は、学ぶところです。人間性を磨き、知識や技能、技術を習得する場所です。そして、究極はどのような人になるかです。人づくりのために土台として意識しなければならないことを、年度当初にお願いした5つのことがあります。         覚えていますか?


 1つは、「命を大切にする」ということ。
  先日のJICAの清家さんの講演では、世界中に貧困や紛争、感染症で死と直面している子どもたちがいて、そのような状況を良くしていこうと開発途上国で活動している日本人がいることを生の声で知りました。その人たちは、間違いなく人の命を自分の命として想像できて、人のために行動できる人であると感じました。自分を大切に、そして人も大切にできる人になってほしいと強く思いました。


 2つめは、「人として基本的なマナーを身につける」ということ。
 これは、「あいさつ、清掃、身だしなみ」だけでなく、何かをしてもらったら「ありがとうございました。」、人に呼ばれたら「はい」という返事など。ほとんどの人ができていると感じますが、できていない人は今からでも遅くはありません。先生方から言われたら素直に改めましょう。今日は、それ以外に「長幼の序」と言う言葉を覚えておいてください。これは、長き生きてきた人の「長」と幼い人の「幼」には序列があると言うことです。つまり、年少者が年長者を敬うと言うことです。言葉遣いが、わかりやすい例ですが、タメ口を使わないと言うことです。年長者も年少者もお互いは尊重し合う関係ですが、節度が必要と言うことです。学校の中でも、教師と生徒の間も同じです。
 
 3つめは、「約束を守る」ということ。
  大切な人との約束を破られたらどう思いますか?「時間を守る」「規律を守る」も同じ約束事です。約束を守ることで信頼されます。まして、本校はスポーツのリーディングハイスクールです。スポーツのリーダーたる者が約束を守らないなんて考えられません。誇りを持ってください。


 4つめは、「オン・オフの切り替えをする」ということ。
 授業、部活動、学校行事など集中すべき所は「ON」、休み時間やくつろぐべき所は「OFF」を自分でわかって、行動してください。昔の夏休みの友の表紙にあった「よく学び、よく遊べ」です。


 5つめは「人が喜ぶことをする」ということ。
 これも何度も言いますが、将来気の利いた周りから可愛がられ必要とされる人になりたい人は、とにかく高校生の間に、意識して周りの友人や親、教師の喜ぶことをしてください。将来、人を相手の職業に就く人は、絶対必要です。


 この5つのことを意識しなくてもできている人もいるといます。意識したことを無意識でもできるようにすることを「身についた」と言います。ぜひ、この5つのことを身につけた渦潮高校生として、それを土台として、これからも各分野で活躍できるよう期待して3学期の終業式のあいさつとします。                                      H29.3.22(木)


19:08 | 投票する | 投票数(3) | コメント(0)
2018/03/01

第6回卒業式

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卒業式当日の玄関
 世界に誇る「鳴門の渦潮」が最も雄大な姿を見せる季節になり、「おもてなしの心」の始まりの地となる「四国遍路」にも春の気配を感じる今日の佳き日に「徳島県立鳴門渦潮高等学校 第6回 卒業証書授与式を挙行するにあたり、PTA会長 川本優(ゆう)子(こ)様、鳴潮会会長 川田 修(おさむ)様、学校評議員 秋山敬子(ゆきこ)様をはじめ、多数のご来賓・保護者の皆さまのご臨席を賜り誠にありがとうございます。卒業生の輝く前途を祝福し、激励いただけますことは卒業生はもとより、在校生・教職員一同この上ない喜びであり、心から厚くお礼申し上げます。


  ただ今、スポーツ科学科58名、総合学科158名、計216名の皆さんに卒業証書を授与いたしました。ご卒業おめでとうございます。これまで深い愛情をお子様に注ぎ、慈(いつく)しんでこられた保護者の皆さまにおかれましては、今日の日を迎えて感慨もひとしおのことと拝察いたします。心より祝福いたします。
 
 世界各地では、人間の尊厳を踏みにじる戦争やテロ、想像を絶する自然災害、経済状況の悪化による餓死、自殺など厳しい現実があります。誰もが平和で安全な国際社会を望んでいるにも関わらず、今もなお、イラク問題や朝鮮半島問題など、国際的な緊張関係が続いています。国内においても、ITの進化、少子高齢化、グローバル化等が急速に進行する中で、安全保障問題や災害支援、働き方改革や地方創生など課題が山積しています。


 このような中、先日、ピョンチャンで冬季オリンピックが開催されました。日本代表選手の活躍を見て、大きな感動を覚えた人も多かったと思います。 逆境やプレッシャーを味方にして完全復活したフィギュアスケート男子の羽(はにゆ)生(う)選手、カーリング女子の5人目の選手として人知れず裏方に徹して支え続けた本(もと)橋(はし)選手、レース後に勝者と敗者が互いに称え合う小(こ)平(だいら)選手と李(い)相(そん)花(ふぁ)選手の姿など演技や試合以外の場面を知ることで、より一層胸が熱くなりました。スポーツマンシップや武士道精神の素晴らしさを改めて感じさせられ、選手たちに尊敬と感謝の気持ちでいっぱいになった国民は多かったのではないでしょうか。


 君たちも、渦潮高校にたくさんの感動と情熱を記憶と記録に残してくれました。開校以来の念願であった日本一のアスリートを輩出するいうことも、髙木智帆さんが「U20日本陸上選手権大会の円盤投競技」で成し遂げてくれました。また、愛媛国体では、ウエイトリフティングの瀬尾悠太君と小林勇太君、水泳の幸田太一君の3人が入賞という快挙も果たしました。四国一の女子サッカー部は、全国の強豪校を破りベスト8という新しい歴史を創りました。ゴルフの伊藤さんや弓道部も全国上位の成績を残し、他の部活動も全国大会や四国大会に出場して活躍しました。夏の甲子園では渦潮高校として初めて出場することもできました。真夏の炎天下で最後まで諦めない選手たちを全校生徒で応援するという貴重な体験を通じて、渦潮高校としての「一体感」を味わうこともできました。勝っても負けても、皆さんは、最後までひたむきに戦い続けました。「堂々たる敗者、謙虚なる勝者」を、これからの人生の場面でも実践してほしいと切に願っています。


 また、全国放映された鳴門市大道銀天街の「Uzu Cafe」の活動は、地域の方々に大変喜ばれながら地域活性化の一(いち)翼(よく)を担(にな)う一方で、生徒たち自身が地域社会とのふれあいの中で成長していることを実感しました。キャリア教育の一環として行った「産業社会と人間」や「総合的な学習」の中での社会人との交流体験、「撫養街道を歩く」「ヴォルティス学園祭」などの校外での学習活動、全校生徒で行った「課題研究発表会」などが充実したものになってきているのも、君たちの努力の積み重ねであると思います。このような活動を評価され本年度「文部科学大臣表彰」を頂くことができたことも大変喜ばしいことでした。卒業後も「あらゆる仕事が社会や人のためになっている」ということが実感できる日が近いと思います。

 
 このような君たちが、私の誇りです。
    新しい船出に向けて、大きな帆を高らかに挙げて鳴門海峡に漕ぎ出(い)でて、胸を張って太平洋に突き進んでいく君たちの姿を想像します。今まさに、本校で培ってきた校訓の「自主・至誠・躍進」の心をオールに込めて、真っ正直に、一(いち)途(ず)に、何も恐れず漕ぎ進んで行ってください。


 そして、君たちの未来は、心の持ち方ひとつで希望に満ちて光り輝いていくことを心に刻んでおいてください。今、ここに思いどおりの道を歩もうとしている人とそうでない人もいます。しかし、君たちは悩んだり相談したり努力する中で、最終的には自分で決めてここにいます。「花は与えられた所で花となる」といいます。自分で決めた後は、これから進む場所で誠心誠意、一所懸命に頑張ることが何よりも大切です。そのことが、次の夢や目標に必ず繋がって自分の花となっていきます。与えられたところで頑張るとは、耐えて辛抱することも必要です。


 「雪に耐えて梅(ばい)花(か)麗(うるわ)し」とは西郷隆盛の言葉です。お金や名誉より義理・人情を優先した大リーグでも活躍した広島カープの黒田博(ひろ)樹(き)投手の座右の銘でもあります。雪に耐えて辛抱した時を経たからこそ梅の花は美しく麗(うるわ)しいのだという意味です。また、逆に美しく麗(うるわ)しくなるには、耐える時期を経験しなければならないとも言えます。これから、君たち一人ひとりが梅花のごとく麗しく咲くためにも、渦潮高校生らしく明るくたくましく努力や辛抱を惜しまない人に成長していくことを祈念しております。


 結びになりましたが、ご来賓・保護者の皆さま、これまで本校の教育活動に多大なご尽力とご支援を賜りまして、誠にありがとうございました。「鳴門渦潮高校」の卒業生として、君たちが母校や郷土に愛着を持って、誇りと自信を胸に社会や人のために貢献できる人となり、幸多き人生を送ることを祈念して式辞といたします。

                                                                                                                            2018.3.1


16:48 | 投票する | 投票数(4) | コメント(0)
2018/01/12

3学期始業式

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渦潮高校吹奏楽部(アンサンブルコンサート)
 おはようございます。そして、明けましておめでとうございます。
   今日は最初に、冬休み中にあった全国大会で健闘した人たちを称えたいと思います。結果はそれぞれですが、それぞれの生徒たちがよく頑張りました。男子バスケは怪我をして万全の状態でないにもかかわらず、全員で気力を振り絞り最後まで戦い続けました。弓道の湯浅君も後一つというところで決勝トーナメント進出でしたが、次回に期待できると思います。


  女子サッカーは、みなさんも新聞紙上でご存じのように徳島県勢、また渦潮高校としても初めてのベスト8という偉業を成し遂げました。1回戦は花咲徳栄を2-1、2回戦は日本航空を1-1の同点、PK線で5-4で競り勝ち、準々決勝の大商学園は0-3で敗れましたが、全試合を通じて、ひたむきに何度も何度も相手にプレッシャをかけ続け、体を張って球際では意志の強さと運動量で相手に挑む姿はすばらしかったです。普段の学校内での笑顔からピッチに入ると全然違う勝負にかける顔を見て、しばらく顔と名前が一致しませんでした。それだけ心のオン・オフの切り替えをして戦っている姿に感心させられました。本当に感動的な試合をありがとうございました。


 さて、新しい年を迎えて決意や覚悟、思いを新たにしていることと思います。私は、年の初めにあたり書き初めで「初心忘るべからず」と書きました。この言葉は室町時代に「能」の大成者の世阿弥という人の「風姿花伝」という書物の中にあります。何かを始めたときの最初の思いや、目標、志を忘れず謙虚にその時の気持ちで取り組もうと意味です。また、何事を始めるにしても最初は未熟であったのだから、そのことを忘れず成長していこうという意味合いもあるようです。

 そして、その書物の中にこのような一節もあります。

 「上手は下手の手本なり
    下手は上手の手本なり」
 
 一般的に上手な人(技量に長けている人)は、下手な人(技量が未熟な人)のお手本になり影響を与えるであろうことは想像できます。部活動で県外遠征して強いところと試合して吸収しようとしたり、対外模試で高得点者の勉強法を吸収しようとすることからもわかります。しかし、下手な人(技量が未熟な人)から上手な人(技量に長けている人)は何を得ることができるのか疑問に思う人もいると思います。技量がその時点で未熟でも工夫したり努力する姿勢から学ぶことはあるということです。要するに、自分の心がけ一つ、見方、考え方次第で吸収・成長できるということを語っているのだと思います。


 ここで、皆さんも新年に当たり決意していることはあると思います。年末に約束したように、できるだけ短い言葉で自分の思いを文字として頭にイメージしてみてください。目を閉じて、今から1分間しっかり決意を決めてください。
 
 はい。目を開けてください。皆さん一人ひとりの決意を実現することで、渦潮高校としても更に躍進していくことになると思います。7年目を迎えるこの年が、学校としても更に成長していくためにも、主体的に取り組む皆さんをしっかり応援していきます。これで式辞といたします。                                                     (2017.1.9)

                                                                   


16:49 | 投票する | 投票数(3) | コメント(0)
2017/12/27

第2学期終業式

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正門前の防潮堤(防災拠点として整備中)
 おはようございます。
  今日は何の日が知っていますか?「冬至」と言って、北半球ではこの日が1年で1番昼間の時間(日の出から日の入りまで)が短い日で、これからは「夏至」まで長くなっていくことになります。しかし、気温は2月最初の節分、立春のころまで下がっていきます。これから年末年始に向けて大事な試験や試合に臨む人は、特に体調管理には、十分気をつけて頑張ってほしいと思います。


 さて、今日は皆さんに考える時間をもってもらえたらと思います。3年生の就職する人は、あと3ヶ月もすると社会に巣立っていき社会人として生活していかねばなりません。そこで、皆さんが「生まれてから小学校入学まで」、「小学生の時」「中学生の時」「高校生になって今まで」の4つに分けて静かに考えてほしいと思います。


 静かに目を閉じてください。4つの時期を思い出す最初のタイミングはこちらで言います。それを聞いてその時期楽しかったことつらかったことなど何でも思い出してみてください。約7分間です。

  人は一般的には3歳くらいまでの記憶はないと言われていますが、まず、自分の生まれたときから小学校に入るまでの自分を振り返ってみましょう。


 次に小学校入学から卒業までの6年間。いろいろなことがあったでしょう。

 1年生から順番に振り返ってみてください。

 次に中学校入学から卒業までです。


 最後に高校入学より今までです。


 どうでしたか?静かに自分に向き合うことって意外と少ないものです。たった7分の間にいろいろなことが頭に浮かんできたと思います。そして、今まで自分がどのような人生を送ってきたか。そして、その中でいろいろな人に支えられてきたかなど思いが巡ったのではないでしょうか。毎日、時間に追われたりするとも多いと思いますが、この一人の時間を作って、時々振り返って見てください。過去は、良いことも悪いことも変えようがない事実がここにあります。
 
 皆さんは、良きにつけ悪きにつけいくらでも変わります。変化するエネルギーがいっぱいあるときです。より良い方向に変化していくかどうかは、本人の「気づきと行動力」であると思います。可能性が無限にある皆さんのこれからの「より良い変化」に期待して第2学期の式辞とします。                      
                                                                         (2017.12.22)


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2017/12/27

全国大会壮行会

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女子サッカー横断幕(正門西側)
 皆さん、こんにちは。
 これから年末の全国大会に出場する女子サッカー部、男子バスケットボール部、弓道部のみなさん、おめでとうございます。皆さんの今までの努力が結果として表れて教職員、生徒全員で本当にうれしく思います。次は全国の舞台です。徳島県、四国の代表として鳴門渦潮高校生として、それぞれの会場で正々堂々と思う存分戦ってきてください。


 女子サッカーの皆さん、バルセロナのメッシ選手が試合の勝利の後「努力が報われましたね」話しかけられたとき、何と答えたかわかりますか?
メッシ選手は「努力すれば報われる?そうじゃないでしょう。報われるまで努力するんです。」と答えたそうです。まさに一流選手であり本当の努力を今も続けている深い言葉だと思いました。皆さんも、これから大会までの限られた時間を、勝利という結果で報われるためにも弛まない努力を続けてほしいと思います。


 男子バスケットボールの皆さん、日本初のNBAプレイヤーとなった田伏勇太選手が負けず嫌いで自分を強く持っている一面を魅せるこんな話をしていました。「周りからけなされてNBAでは無理だと言われていたけど、他人に自分の限界を決めさせたくなかった。」と。自分の限界を自分が決めてしまいがちな人が多い中で、自分では高い志を持ち周りの評価に強い反発心を持って戦い続けたのだと思います。試合前も試合中も、まず弱気になりそうな自分(限界を決めてしみそうな自分)に勝つことからだと思います。


 最後に弓道の個人で全国大会に出場する湯浅丹君。弓道は的に当てる競技ですがそれだけではないと言われています。弓道は日本の伝統的スポーツであり、人の道を追求する修行道とも言われています。「真・善・美」を最高目標として、練習の時から一射ごとに真実を追究し、平常心で美を求めるよう心がけ臨んでほしいと思います。


  それぞれの部に言いましたが、これは全校生徒の皆さんにも通じることです。自分たちの目標に向かって、弛まぬ努力を続け、自分で限界を決めることなく平常心で堂々と戦ってきてほしいと思います。試合に出る人、交代で出る人、出たくても出れない人、マネージャー、それぞれの人が感謝を心がけ部員全員がそれぞれの与えられた場所で活躍しサポートし合うことが大きな力になると思います。。皆さんの健闘と成長を祈っております。

頑張ってきてください。
                                  (H29.12.20)      


15:49 | 投票する | 投票数(2) | コメント(0)
2017/11/24

創立記念日

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校長室にて
 今日は、徳島県立鳴門渦潮高等学校の6回目の創立記念日です。
 本校は徳島県立鳴門第一高等学校と鳴門市立鳴門工業高等学校の2校が再編・統合し、平成24年に四国で唯一のスポーツ科学科、県内で一番多い系列を持つ総合学科を設置する高等学校として開校しました。そして、鳴門渦潮高等学校となり、今年で6年目を迎えました。前身の鳴門第一高校からは106年目、鳴門工業高校からは、56年目を迎えることになります。両校の歴史と伝統を継承し、先輩方の思いを繋ぎ、融合・統合してきました。本校の校訓「自主・至誠・躍進」の「自主」は、鳴門第一高校から、「至誠」は鳴門工業高校から受け継いだものです。


 鳴門第一高校の歴史を振り返ると、大正2年板野郡立実科高等女学校として創立された徳島県立撫養高等女学校の流れと、大正12年に撫養商業補習学校を始まりとする徳島県立撫養商業学校の流れが、昭和24年の高等学校再編成により統合され徳島県撫養高等学校となりました。その後、昭和46年に徳島県立鳴門商業高等学校と校名が変わり、平成5年には国際教養科を新設した徳島県立鳴門第一高等学校となり、6年前より、鳴門市立鳴門工業高校と統合になり、現在の鳴門渦潮高等学校となりました。撫養キャンパスの門の横にある土塀は開校当時から残る唯一の建造物です。そして当時の校歌にも出てくる「ヒマラヤ杉」も歴史を物語っています。幾多の校名変更と長い伝統の中で県内外に、優秀な人材を送り出してきました。


 鳴門工業高校は、昭和38年に機械科と工業化学科を持つ鳴門市立鳴門工業高校としてスタートし、その後、時代のニーズに応じて情報技術科、建築科等が設置されました。高度経済成長の中で、日本人の強みである「ものずくり」の大きな期待に答え、有為な人材を多く輩出してきました。当時の校歌には「工業立国の使命をおびて」で始まる歌詞を懐かしむ先輩諸氏も多くおいでます。平成24年に、鳴門市立の高校からの県立に移管と併せて統合・再編された鳴門渦潮高校は鳴門市立工業高校の歴史と伝統も引き継ぎ、新しい学校としての使命も果たすとともに前進・成長しているところです。


 鳴門渦潮高校は、今、充実した教育環境の中で、スポーツのリーディングハイスクールとしてスポーツを通じた人材育成を図る「スポーツ科学科」、また、地域に根ざした地域に愛される社会に貢献できる人材を育成する「総合学科」として、県民の期待に応え充実・発展していかなければなりません。本館管理棟や現在工事中の防潮堤等の施設を有効活用する地域防災の拠点としても使命を果たさねばなりません。皆さん一人ひとりが、我々教職員や先輩たちと切磋琢磨しながら、この鳴門渦潮高校でのいろいろな経験や交流を通じて「勇気ある挑戦」を続けることで、大きく成長していくことを切に願っています。
 
 来年度中には、憩いの広場としての大中小の植栽やベンチ等を整える外構工事、学校の回りの擁壁(防潮堤)工事、野球場及び周辺工事やトレーニングセンター前の多目的施設整備等が終えると施設の環境整備はすべて終了します。環境だけが整っても、皆さん一人ひとりの心身両面の成熟・成長が無ければ学校で学ぶ意味がありません。これからも惜しまぬ日々の努力を期待しています。
 
 さて、今日は、この創立記念日の機会に、この言葉を覚えておいてください。
「陰徳(いんとく)」と読みます。(額縁に入れた字を見せながら)

 今は、とかく自分のことをアピールしたり、自己主張してパフォーマンスする表現力や見せ方が優先されている風潮があるように思います。皆さんの人間関係の中でも、互いに見えるところをしっかり見せようという意識が強いような気がします。その中で、信頼できる人と一緒に仕事をしたいとか、信用できる人を探してもがいている人も多いのではないでしょうか。大人にも、そのような傾向があるように思います。このような時代だからこそ、「陰徳」の精神が必要とされていると感じます。


 この言葉は、サントリーの創業者「鳥井信治郎」氏が、終生、社会人として、人として大事にしていたそうです。意味は、人に知られないかたち(陰)で善行(徳のあること)をするという意味です。困った人がいれば助けるのを当然と考える。人が喜ぶことをすることは自分も嬉しいことであると考え行動する。そのような「徳」は、黙って密かにするものであり、礼を言われるもでもない。礼を言われたり感謝されることを目的にすれば、それは真の意味で「徳」ではないということです。その源は、信じる心にあり、一昔前であれば、善いことも悪いこともお天道様が見ていると言うことでしょうか。事実、今の混沌としたこの時代でも、善い行いも悪い行いも、すぐにわからなくても必ずいつかの時に、人は認め、わかるという真理はあります。


 「陰徳」のある人は、将来を通じて心底信頼されるということを、昔から近江商人や大坂の船場の人たちに長く引き継がれてきたようです。先日、昨年の記念講演会で講演していただいた東京で大手スーパーを経営している皆さんの大先輩の出村氏も、経営の中で「陰徳」を特に大切にされていることを話されていました。私たちも、今の時代に忘れかけた大事な精神であると思いますので、是非、意識してこれから生活してほしいと思います。

 中々できないことですが、実は皆さんの中でその行為を自然にしている人たちもいます。6年前の渦潮高校創立時より今もずっと、週初めの早朝より、学校のいたるところで一人ひとりが、誰に見られるとか見てほしいでなく、黙々と清掃してくれている皆さんの仲間がいます。これこそが、「陰徳」であると思いました。本当に心が洗われます。そのほかにも、人のために、人が喜ぶために善い行いを実践している人はいます。どうか、これからも、そのような素直な気持ちと行動を大切に養い、この学舎を巣立っていってほしいと思います。


 最後に、今日の創立記念日にあたり、「陰徳」という言葉をもう一度かみしめ、、私や回りの大人が見えていないところでも、「陰徳」が行われているであろう事に感謝して式辞と致します。

                    平成29年11月17日
                          徳島県立鳴門渦潮高等学校長                                           中田  寛志


12:40 | 投票する | 投票数(3) | コメント(0)
2017/11/01

全校集会(10月)

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読書の秋
 皆さんこんにちは。
  「読書の秋」の季節になりました。今日は,「読書」について話します。

   私は、小学校の頃より,読書をするといえば読書感想文を書くときだけでした。高校生になり母親から本を買うのなら小遣い以外に買ってくれると聞き,本を読まないのに喜んでいたことを思い出します。だから、実際に本を買って読み出したのは高校生からです。そして、特に読むようになったのはある出来事からです。


 あれは,42年前,昭和51年(1976年)1月の雪の降る部活の帰りの「二軒屋駅」のホームでした。 ちょうど「なごり雪」という歌が流行っていました。プラトニックなお付き合いをしていた1つ年下の女の子に別れ話を切り出されました。私は,呆然とホームに立っていました。何とか汽車に乗り帰りましたが,家に帰ってからも何も手につかず,無気力状態で時間の感覚もなく横になっていた気がします。そのとき,以前買って本棚に置いてあった本を見つけました。


 武者小路実篤の「友情」でした。何となく買って,そのままにしていた本を何となく読んでいました。俗っぽく言うと三角関係の内容で,読み進んでいくうちに,主人公の野島と自分の心が重なってきて,最後に,野島が彼女を奪われた親友の大宮に言う台詞から,勇気と強がりが出てきたのを思い出します。


 それからは,太宰治や夏目漱石,加藤諦三などを読みあさっていきました。そして,いの間にか失恋の痛手は癒やされていきました。


   私は,そんなきっかけで本が好きになっていきました。近年は,重松清,百田尚樹,池井戸潤に夢中になっています。今,人気のテレビ放映されている「陸王」を見て,テレビから本に入る人も多いようです。

 
 最後に11月は「読書月間」です。2016年全国調査によると,月に1冊も本を読まない高校生は,57.1%だそうです。小学校が4%,中学生15.4%に比べて高校生の読書離れが際立っています。本を好きになるきっかけは,結構身近にある気がします。図書館にも寄ってみましょう。この「読書の秋」に渦潮高校生全員が,まず「月に1人1冊」は読んでみましょう。自分の知らない世界と必ず出会えます。
                                                                                                                 (2017.10.31)


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2017/11/01

高文祭壮行会

Tweet ThisSend to Facebook | by:H.nakata


茶道
 皆さん、こんにちは。
 本日ここにいる吹奏楽部、写真部,茶道部,書道部の皆さんは、10月28日の総合開会式から始まる徳島県高校文化祭参加します。鳴門渦潮高校の代表として,日頃の活動の成果を十分に表現してきてください。


 文化と徳島に関することで,今日は「茶道」の話をします。

   皆さんは,千利休という人を聞いたことがあると思います。織田信長や豊臣秀吉に仕え佗茶を大成した人です。利休さんの子孫で元15代家元の「千玄室」さんは,終戦前に徳島にあった白菊特攻隊員でした。もう亡くなられましたが,テレビでおなじみの水戸黄門役で活躍していた「西村晃」さんも同じ特攻隊員だったそうです。生き残ったのは,同じ隊で2人だけだったようです。千玄室さんは,特攻隊員として出発前夜の戦友にお茶をふる舞い,おもてなしの心で接し,最後を見送ったと言います。90歳を超えた今も世界中で日本の伝統文化である「お茶の心」を伝え,世界の平和を祈り活動しています。


 その千玄室さんの好きな言葉に「心して」があります。何かを行う際に,十分な心構えをして,注意を払ってということです。言い換えれば「心を整えて・心を集中して」ということでしょうか。


 高文祭に参加する皆さん,皆さんの今まで頑張ってきたことを披露する舞台です。
「心して」臨んでください。
                                                                              (2917.10.23)


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