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2017/09/02

第2学期始業式

Tweet ThisSend to Facebook | by:H.nakata

正門の校名
 皆さんおはようございます。
 皆さんの一人ひとりにとって、どんな夏休みでしたか?


   8月12日、甲子園の渦潮高校は大いに盛り上がりました。生徒と教職員のほとんどの人が参加してくれてありがとうございました。選手たちも最後まで粘り強く、堂々と戦いおおきな感動を与えてくれました。何よりも応援に参加した生徒・教職員全員が、炎天下で必死で応援できたことを大変嬉しく思います。渦潮高校としての一体感や誇りを感じることのできた貴重な体験になりました。応援歌「栄冠を我等に」を作詞・作曲してくれた内藤順(より)子(こ)さんもスタンドで一緒に応援しながら、感激してくれていました。


 さて、登校日の時にお願いしていた「戦争と平和」について考える時間を持ちましたか?  図書館へも足を運びましたか?72年前には、君たちと同世代の若者が自ら命を落としたり戦争の被害者となりこの世を去っていったことを想像してみましたか。


   自分の祖先、先人を知り、大切にする人は、自分をも大切にすると言います。
   私の亡くなった叔父は、陸軍の軍人としてビルマ(現ミャンマー)で終戦を迎えました。私が子どもの頃、戦争のことを聞こうとしても多くは語りませんでした。しかし、数少ない言葉の中にも、悲惨さや非情さが伝わり心の中にはもっと言いようのないものがあるのを感じたのを昨日のことのように覚えています。


   また、私は原爆が世界で最初に投下された広島で4年間の学生生活を送りました。   下宿屋のおばさんは、時々8月6日のことを悲しみと怒りで話してくれました。投下直後の市内を流れる川に人が飛び込んでいったことや焼きただれた遺体のことを話してくれました。何の罪もない人たちが一瞬にして命を奪われ、その後も原爆症に苦しみながら多くの命が奪われ苦しみ続けた事実があります。


   戦争を経験していない私たちは、伝え聞いたことや書物から知ったことを伝えていかなければならないと思います。そして、皆さんも知ろうとしてほしいと思います。先日は、隣国から日本上空を越えてミサイルが撃ち込まれました。核保有国はなくなりません。世界各国で内戦や内紛が起こっています。このような時代だからこそ戦争と平和、命の大切さをしっかり考えることのできる自分を持ってほしいと思います。そのためにも、72年前のことを、自ら学ぼうとしてください。お願いします。


   最後になりましたが、皆さんも報道等で知っていると思いますが、徳島高速道で本校の2名が同乗していた停車中のバスがトラックに追突され16名の死傷者が出るという痛ましい事故が起こりました。本校の2名は大惨事の厳しい状況の中、必死で脱出しましたが、悲しい苦しい気持ちが今もあると思います。一人は、しばらく入院治療が必要ですが、もう一人は、今日から登校しています。これからも二人を温かく見守ってもらえればと思います。


 ここで、亡くなられた高校1年生と30才の運転手に黙祷を捧げたいと思います。全員で起立をお願いします。


「黙祷」(1分間)    「直れ」


 昨年の2学期始業式で読んだ谷川俊太郎氏の「生きる」の一節を聞いてください。


「生きているということ
  いま、生きているということ
   泣けるということ
     笑えるということ
     怒れるということ
     自由ということ」


  これで、始業式のあいさつとします。(H29.9.1) 


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