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2017/11/01

全校集会(10月)

Tweet ThisSend to Facebook | by:H.nakata


読書の秋
 皆さんこんにちは。
  「読書の秋」の季節になりました。今日は,「読書」について話します。

   私は、小学校の頃より,読書をするといえば読書感想文を書くときだけでした。高校生になり母親から本を買うのなら小遣い以外に買ってくれると聞き,本を読まないのに喜んでいたことを思い出します。だから、実際に本を買って読み出したのは高校生からです。そして、特に読むようになったのはある出来事からです。


 あれは,42年前,昭和51年(1976年)1月の雪の降る部活の帰りの「二軒屋駅」のホームでした。 ちょうど「なごり雪」という歌が流行っていました。プラトニックなお付き合いをしていた1つ年下の女の子に別れ話を切り出されました。私は,呆然とホームに立っていました。何とか汽車に乗り帰りましたが,家に帰ってからも何も手につかず,無気力状態で時間の感覚もなく横になっていた気がします。そのとき,以前買って本棚に置いてあった本を見つけました。


 武者小路実篤の「友情」でした。何となく買って,そのままにしていた本を何となく読んでいました。俗っぽく言うと三角関係の内容で,読み進んでいくうちに,主人公の野島と自分の心が重なってきて,最後に,野島が彼女を奪われた親友の大宮に言う台詞から,勇気と強がりが出てきたのを思い出します。


 それからは,太宰治や夏目漱石,加藤諦三などを読みあさっていきました。そして,いの間にか失恋の痛手は癒やされていきました。


   私は,そんなきっかけで本が好きになっていきました。近年は,重松清,百田尚樹,池井戸潤に夢中になっています。今,人気のテレビ放映されている「陸王」を見て,テレビから本に入る人も多いようです。

 
 最後に11月は「読書月間」です。2016年全国調査によると,月に1冊も本を読まない高校生は,57.1%だそうです。小学校が4%,中学生15.4%に比べて高校生の読書離れが際立っています。本を好きになるきっかけは,結構身近にある気がします。図書館にも寄ってみましょう。この「読書の秋」に渦潮高校生全員が,まず「月に1人1冊」は読んでみましょう。自分の知らない世界と必ず出会えます。
                                                                                                                 (2017.10.31)


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