DX加速化推進事業

鳴門教育大学との高大連携推進委員会について(報告)

2026年3月19日 10時28分

3月18日(水)の会議では、本日の会議では、高大連携の推進およびDX(デジタルトランスフォーメーション)を活用したスポーツ教育、そして野外・水辺活動の計画について重要な協議が行われました。以下にその内容を記事としてまとめます。

1. DXを活用した新たな授業形態の構築

高大連携出張事業」では、従来の講師による講義形式から、大学の先生方に授業へ直接参加していただき、内容を精査・検討する「研究授業」のスタイルへと進化させます。 具体的には、動作解析ソフト「Splyza Motion(スプライザモーション)」を活用し、生徒が自らの動き(例:陸上のスタートダッシュなど)を解析・比較することで、論理的な思考や視点を養うことを目指します。今後は11月頃を目途に、生徒の習熟度に合わせて複数回の指導機会を設ける計画です。

2. 大学生による学習支援(セルフデザイン事業)

大学の「セルフデザイン」プログラムと連携し、大学生を高校の授業に派遣する構想が提案されました。

  • 目的: 高校生にとっては「お兄さん・お姉さん」的な立場の大学生からアドバイスを受けることで学びを深め、大学生にとっては地域活動を通じた実践的な学びの場とします。
  • 実施体制: つまずいている生徒への個別フォローを充実させるため、ボランティアを含めた大学生の積極的な関与を検討しています,。

3. ICTスキルの向上と教科横断的な連携

動作解析データの分析にはExcel等の表計算スキルが不可欠ですが、現状では生徒や教員のIT習熟度に課題があることが共有されました。

  • 対策: 1年生の「情報I」の授業で、データの集計やグラフ化などの基礎を固め、2年次以降の課題研究へスムーズに繋げる教科間連携を強化します,。
  • 機材整備: 来年度はiPadを増設し、60名分のSplyza Motionライセンスを確保して、より多くの生徒が同時に取り組める環境を整える予定です,。

4. 水辺・野外活動の充実と実施時期の最適化

天候に左右されやすいシュノーケリングやカヌーなどの実習について、実施時期やプログラムの見直し案が出されました。

  • 実施時期: 梅雨や猛暑を避け、8月末から9月・10月にかけての実施を検討しています。
  • プログラム構成: 「水域(シュノーケリング・カヌー)」と「陸域(ビーチバレー・GPS活用)」を組み合わせたローテーションを導入し、効率的かつ密度の高い学習時間を確保します。
  • GPSの活用: 斎藤先生の指導のもと、GPSデータを用いた野外活動の分析も新たに取り入れる予定です。
  • 5. 今後の展望

今回の会議で得られたアドバイスをもとに、令和8年度に向けた事業計画をさらに精査していきます。「動作の面白さを味わう」という教育的価値を軸に、IT技術とスポーツを融合させた最先端の学びを提供してまいります

教員研修「校務へのAI利活用 その2」

2026年3月18日 10時16分

教員研修「校務へのAI利活用 その2」を開催しました

2026年3月17日、徳島大学高等教育研究センターの田巻公貴氏を講師にお招きし、教員研修「校務へのAI利活用 その2」を実施しました。前回の研修を踏まえ、今回はさらに踏み込んだ**「生成AIによる校務の効率化・自動化」をテーマに、具体的な活用手法を学びました。

1. 生成AI活用のステップ:まずは「触れてみる」ことから

研修の冒頭では、講師自身の体験談として、AIを全く使っていなかった状態から、検索の代わり、事務メールの作成、そしてAPIを活用した自動化へとステップアップしていった軌跡が紹介されました。 「とりあえず、使ってみる」という姿勢が重要であり、日常生活の些細な悩みからAIに相談してみることが、校務での活用に向けた第一歩になると語られました。

2. 安全な活用のための鉄則

AIを校務で利用する際の最低限のルールが改めて共有されました。

  • 入力してはいけないもの: 生徒・保護者の氏名、生年月日、住所、成績、家庭状況などの個人特定が可能な情報。
  • 活用してよい場面: 固有名詞を伏せた文書作成・添削、授業案やテスト問題の生成、匿名化されたアンケート分析など。 「入力した情報を第三者が見て問題がないか」「生徒や保護者が不快にならないか」という基準を持つことが推奨されました。

3. Gemini APIとGASによる校務の自動化

今回のメインセッションでは、Googleのスプレッドシート(GAS)にGemini APIを組み込み、大量のデータを一括処理する方法を実践しました。 具体例として、以下の自動化システムが紹介されました:

  • 自動フィードバック挿入: 生徒の振り返り記述に対し、AIが即座にコメント原案を作成。
  • アンケートの自動分類: 自由記述の内容を「肯定・否定・提案」などに自動で振り分け。
  • 個別連絡事項の作成: 成績や授業の様子から、保護者向けメールの下書きを自動生成。

4. Google Classroomとの連携

さらに、Google ClassroomとGASを連携させ、人間の目を介さず、かつ効率的に学習を支援する手法も学びました。

  • 未提出者への自動通知: 課題の提出状況を自動検知し、未提出者にリマインドメールを送信。
  • そのためにまず、Google Classroomの作成から

5. 成果を最大化する「7Rプロンプト」

AIからより精度の高い回答を引き出すためのフレームワーク「7Rプロンプト」が伝授されました。依頼(Request)、役割(Role)、形式(Regulation)、ルール(Rule)、参照(Reference)、シナリオ(Run Scenario)、評価・改善(Review Refine)の7要素を意識することで、ベテラン教師のような視点での授業案や、誠実な保護者対応メールの作成が可能になります

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講演内容をNotobookLMで作成しました。 CAS+AIについては利用制限が発生したいるため、教育アカウントでの利用が難しいことがわかりました。

スポーツバイオメカニクスと身体能力の向上

2026年3月17日 10時58分

3月16日のセクションでは、びわこ成蹊スポーツ大学・高橋佳三教授による、古武術の知見を現代スポーツに応用したパフォーマンス向上理論について実技を中心に講演が行われた。

1.1 効率的な身体操作と重心移動

従来の筋力に依存した動作ではなく、古武術の理にかなった「効率的な力の伝達」が重要IMG_7368

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  • 脱・脚力依存: 単なる脚の踏ん張りではなく、骨盤(お尻)の送り出し重心の先行移動を意識することで、爆発的な推進力を生み出す。
  • 接触強度の向上: 重心を効果的に移動させる技術を習得することで、体格差のある相手に対しても当たり負けしない、物理的に有利なコンタクトが可能となる。

1.2 大腰筋を主軸とした動作形成

走行や歩行動作において、末端(足先)の意識を排し、体幹深部からの連動を図る。

  • 大腰筋の活用: 背骨と大腿骨を結ぶ大腰筋を始点として動作を行う。
  • 動作イメージ: 「足を引き上げる」感覚ではなく、「お腹が縦に伸びる」感覚で足を動かすことにより、身体の深層部から大きなパワーを引き出し、疲労を軽減させる。

1.3 傷害予防:前十字靭帯断裂の回避

競技寿命を延ばすためのバイオメカニクス的視点として、着地動作の適正化が挙げられた。

  • リスク要因(ニーイン): ジャンプの着地時に膝が内側へ入る動作は、前十字靭帯(ACL)への負担を増大させ、断裂のリスクを著しく高める。
  • 正しいアライメント: 膝が常に足首の真上に位置するフォームを若少期から定着させることが、重大な怪我を未然に防ぐ鍵となる。

1.4 競技への応用可能性

これらの技術は特定の種目に限定されず、幅広い競技において有用である。

  • 対人競技: サッカーやバスケットボールにおけるコンタクトスキルの向上。
  • 武道・武術: 剣道における鋭く速い踏み込みの実現。
  • 総括: 物理的な重心制御を理解することで、あらゆるスポーツにおいて最小限の力で最大限の効果を発揮することが可能となる。

職員研修 生成AIと教育

2026年3月5日 21時36分

講師:徳島大学高等教育研究センター

教育基盤開発部門 田巻 公貴 先生

田巻先生

今回(3月5日)の職員研修においては、生成AIの実務および教育現場における活用とリスク管理について講義が行われました。

はじめにAIの仕組みについて説明があり、アテンションエコノミーや、フィルターバブル、エコーチェンバーといった情報社会の特性に関する理解(ICT活用リテラシー)を深めました。その上で、ハルシネーションに対する実務的なファクトチェック手順をはじめ、Google Apps Script(GAS)を用いたGeminiとのAPI連携における技術的制限や、スプレッドシートでの運用ルールなど、実践的な導入ノウハウが共有されました。

さらに、プログラミング学習におけるコード生成の有用性や、適切な回答を得るためのプロンプト設計の重要性についても言及されました。

総じて、AIを単なるツールにとどめず、業務と教育の強力なパートナーとして迎えるための、リスク管理と技術活用の両立を促す充実した研修内容となりました。

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(これは研修会の内容をNotebookLMで作成したものです。)

スポーツの未来を切り拓く「トレーニング支援」と「データサイエンス」

2026年2月26日 09時51分

令和8年2月25日、びわこ成蹊スポーツ大学スポーツイノベーション研究所 研究員/准教授吉川 文人先生をお招きし、「トレーニング支援の現状と将来」をテーマに、健康スポーツを学ぶ生徒たちへ向けてご講演いただきました。

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1. 選手を支える「共にある」精神:アントラージュ

講演の冒頭、東京オリンピックのモットーに「共に(Together)」が加えられたことが紹介されました。トレーニング支援とは、単に選手を強くするだけでなく、コーチ、家族、トレーナー、アナリストなど、選手を取り巻く「アントラージュ(支援者)」が一体となって支える活動全体を指します。スポーツの価値は、選手自身の達成感だけでなく、それを支え、応援する人々の感動や貢献感を含めて高まっていくものであると説かれました。

2. 多角化する支援の役割

トレーニング支援の具体的な内容は、多岐にわたります。

  • 技術的支援: 動作の改善やフォーム指導、効果的なトレーニング計画の策定。
  • 戦術的支援: 試合分析を通じた戦略立案。
  • メンタル支援: モチベーションの維持や心のケア。

支援者には、目標設定からピーキング(試合に合わせたコンディション調整)、組織マネジメント、さらには事故への応急処置まで、幅広い機能と役割が求められます。

3. スポーツ×データサイエンス:客観的な裏付けの重要性

これからのスポーツ現場では、指導者の経験や勘だけでなく、**「科学的なエビデンス(証拠)」に基づいた指導が不可欠になります。

  • 勝敗要因の可視化: 経験値を客観的なデータで裏付け、何が勝敗に影響しているのかを分析する力が必要です。
  • データサイエンスの3要素: 「データ処理」「データ分析」「領域知識(スポーツ科学の知見)による価値創造」の3つを掛け合わせることが求められています。

講演では、講師自らが生成AIを活用して開発した「跳び箱の動作解析アプリ」のデモンストレーションも行われました。カメラ映像から手をついた瞬間の加速速度を自動抽出し、動きを可視化する技術に、生徒たちは驚きの声を上げていました。

4. 未来を担う生徒たちへのメッセージ

講師の先生は、ご自身の経歴(体育学から工学への転学)を交えながら、「可能性は自分次第でいくらでも広がる」と語りかけました。 現在はAIやテクノロジーの進化により、開発のハードルが下がっています。これからの時代、スポーツの専門知識に加え、情報を利活用するスキルを磨くことで、新たな価値を生み出せる人材になってほしいという熱いエールで講演は締めくくられました。

令和7年度スポーツ科学科課題研究発表会

2025年12月9日 23時21分

令和7年度 スポーツ科学科課題研究発表会が令和7年12月9日(火)に本校で行われ来賓として,鳴門教育大学から斎藤 祐一,藤田雅文、木原資裕先生の3名の方にも参加いただき開催いたしました。

プレゼンテーションは昨日に行われたポスターセッションにて選抜された8名です。

(1)   スイングスピードが速い選手はどこの筋肉が優れているのか  

津田 晃伸

(2)   サッカーにおける敏捷性と 下肢筋力の関係                  

高石 ひなた

(3)   スナッチ記録向上のために 有効な練習とは            竹内 鉄舟

(4)   ルール変更による決まり技の変化について           池田 翔偉

(5)   三段跳び選手における踏切足選択の重要性           

久保井真帆

(6)   心拍数とフリースローの関係                  

原田 髪

(7)   剣道の練習を行う中での握力値の変化と打突との関連性                                                                     

米田 有輝

(8)   アスリートの水分補給について                    

大村 真心

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 講評では,斎藤先生よりスポーツ実践と研究,探求していくことでスポーツの楽しさや奥深さがわかってくるその疑問を持つことが大切であることをお話いただきました。

AIによるマーカーレス3D動作解析の授業について

2025年11月28日 16時45分

生成AIを利用したマーカーレスコンディショニングアプリを活用した授業を行っています。

スポーツ科学科2年生の「スポーツ総合演習」の授業において陸上のスタートについて陸上部員との比較を行いデジタルツールを使って運動や現象を定量的に分析する場合、単に数値を計測するだけでなく、そのデータから具体的な課題を特定し、改善策を考察する能力を身に付けます。また、数値だけでなく、選手の「加速感」いった感覚的な側面と結びつけて分析することで、より深い理解と改善に繋げるていきます。

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鳴門渦潮高校 アントレ推進大使報告書

2025年10月24日 16時54分

アントレプレナーシップ推進⼤使派遣事業

鳴門から世界へ!「自分の足で見て、考え、発信する力」

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徳島県立鳴門渦潮高等学校 講演レポート 大使 :入江 英也氏

2025年10月22日、徳島県立鳴門渦潮高等学校のうずしおホールにて、神山まるごと高専の入江氏が「アントレ推進大使」として講演を行いました。

この講演の目的は、生徒たちの「調べ学習」を一歩進め、“自分で考えて行動する探究”へと発展させるきっかけとすることです。

タイトルは「鳴門から世界へ 自分の足で見て、考え、発信する力」であり、「地域を調べるだけで終わらせない、“自分ごと化”の探究へ」をテーマでお話いただきました。

1. 講演者が見てきた「世界」:旅と学びは似ている

講演者は、学生時代にインターネットが身近になった経験や、学生起業で福岡県ヤングベンチャー企業第一号に認定された経歴、またデータマイニングを専門とする研究者としての側面を紹介しました。

特に、12歳でプログラムを始めた経緯や、高専・大学時代にバックパッカーとして世界中を一人旅した経験について語られました。この旅を通じて「世界は広い。いつか海外で仕事をしたい」と思うようになったといいます。

現地体験の価値として、「ニュースや他人から聞いた情報と、現地で見た現実のギャップが大きかった」点を指摘し、「旅と学びは似ている」と述べられました。

2. 日本社会が直面する課題とイノベーションの必要性

なぜ探究学習(調べ学習)が必要なのか、その背景として現代日本が抱える課題が挙げられました。

• 人口減少:2024年は89万人減。

• 2030年問題と人手不足:不足する約300万人分の労働需要を満たすためには、4%の生産性を上げる必要があります。

• 生産性の低下:1980年代には先進諸国トップだった日本の生産性が、1990年代、2000年代と大きく減少しています。

この課題を解決するために「イノベーション」が必要だと強調されました。

イノベーションとは何か?

イノベーションとは、経済学者ヨーゼフ・シュンペーターが定義した「新しいものを生産する、あるいは既存のものを新しい方法で生産すること」です。これは単なる「技術革新」にとどまらず、「今までにない新しい仕組みや価値観・考え方などを取り入れた革新・新機軸」も含まれます。

イノベーションの例として、液体洗剤・ジェルボール型洗剤、InstagramなどのSNS、電気自動車、サブスクリプションなどが挙げられました。

求められる「アントレプレナーシップ」

日本の世界競争力ランキング(2020)で指摘される「企業の俊敏性」「起業家精神」「幹部の国際経験」といった要素の改善が求められます。

特に重要なのが**アントレプレナーシップ(起業家精神)です。これは、「様々な困難や変化に対し、与えられた環境のみならず、自ら枠を超えて行動を起こし、新たな価値を生み出していく精神や姿勢」のことで、起業家だけでなくあらゆる職業、世代で求められる能力です。

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3. 「地域×自分の興味」で生み出す新しい発信の形

講演者は、地域探求を「旅」と近いものと捉え、「地域課題 × 自分の興味」を結びつけることで新しい地域貢献・発信の形が生まれると提案しました。

例として、講演者が鳴門うどんを食べながら考案した、地域活性化のための具体的なアイデアが紹介されました。

既に完全オリジナルなアイデアは世の中に無いという認識のもと、**「TTP(徹底的にパクる)」という言葉が紹介されましたが、ここで重要なのは「パクリ」ではなく「オマージュ」**であると説明されました。

「オマージュ」とは、オリジナルへの敬意を込めて、そのスタイルや要素を独自解釈して取り入れることです。一方、「パクリ」は敬意なく利益目的で無断でコピーする行為であり、この違いが強調されました。

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4. 行動を支える2つの重要な姿勢

新しい価値を生み出すためには、知識や能力だけでなく、「意欲・意識・考え方やスタンス」といった「行動」が最も大切です。

1. ベータメンタリティ(βメンタリティ)

行動する上で重要なスタンスが「ベータメンタリティ」です。 これは、完成形を追わず、不完全な状態でもまず試してチャレンジし続ける姿勢を指します。

• 「とりあえずやってみよう」という精神。

• 「すべては成長の途上」というスタンス。

• 失敗を恐れないこと、アップデートし続けること。

神山まるごと高専の学生が取り組んでいる「10代が考えるわかめプロジェクト」も例として紹介されました。これは、海外で外来種として問題となっているわかめを、外国の方でも気軽に食べられる「わかめのジャム」として開発し、課題解決に挑む活動です。

2. 海外に目を向ける重要性

まとめとして、「行動あるのみ」、「自分一人で出来ることは限られる」、そして「海外にも目を向けましょう!」と呼びかけられました。

市場を変える戦略の例として、インドネシアでの公文(KUMON)の普及が紹介されました。インドネシアの5~14歳の人口(5,500万人)は、日本のそれ(1,130万人)を大きく上回っており、世界市場へ目を向けることの重要性が示されました。

職員研修会(情報教育とAI活用)

2025年10月16日 20時26分

田巻 公貴 (Koki Tamaki)徳島大学 高等教育研究センター 助教による「情報教育とAI」について職員研修を行いました。1014日(火)

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情報化時代の教育における課題と、生成AIを含むテクノロジーの活用方法に焦点を当てた研修会が行われました。

 

1. 情報リテラシーと情報モラルが何か

情報モラルとは、情報や情報機器を正しく責任を持って使う態度や倫理といった内的なものを指すこと。情報リテラシーとは、機器を実際に使う能力を指すこと。

2. CopilotGeminiといったツールを、ホームルームや授業の効率・効果を上げるためにどのように活用できるかを知ること。

3. 学習指導要領改定の論点整理などを踏まえ、これからの時代に求められる資質・能力を育成するために必要なアイデア(種)を持ち帰ること。

などの提案が行われました。また、AIを実際に活用したワークショップも行われました。

職員研修会

2025年7月30日 21時38分

はじめに

 これからの社会を生き抜く子どもたちに必要な力とは何でしょうか? 複雑化する現代社会において、単なる知識の習得だけでは不十分です。私たちは今、教育のあり方を根本から見つめ直す転換期に立っています。この度、政府の教育関連委員会の要職を歴任され、全国各地で教育改革の旗振り役を担っておられる藤村先生をお招きし、教育改革とICT(情報通信技術)の活用について、7月9日に鳴門教育大学 特命教授 藤村祐一 先生にご講演いただきました。

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社会課題と教育の役割

 講演の冒頭で藤村先生は、日本の労働生産性の低迷や国際競争力の低下といった喫緊の社会課題に言及されました。これらの課題を克服し、未来を創造するためには、既存の枠組みにとらわれない新しい発想や、未知の課題に立ち向かう力が不可欠です。先生は、このような力を育むことこそが、これからの教育に課せられた使命だと力強く語られました。

GIGAスクール構想が拓く新たな学び

「知識を教える授業」から「知識を活用する学び」へ。教育の主軸は、今、大きくシフトしています。その原動力となっているのが、児童生徒に1人1台の学習用端末と高速ネットワーク環境を整備する「GIGAスクール構想」です。先生は、この構想を最大限に活かすことで、子どもたちが自ら問いを立て、解決策を導き出す「探究型学習」や、一人ひとりの進度や興味に応じた「個別最適な学び」が可能になると強調されました。

主体的な学びと教師の役割

「学びの主役は子どもたちです」と先生は続けます。探究学習や個別最適な学びを通じて、子どもたちは受け身ではなく、自ら学ぶ主体性を育んでいきます。これに伴い、教師の役割も大きく変化します。単に知識を伝えるだけの存在ではなく、子どもたちの学びに伴走し、探究のプロセスを支援するファシリテーターとしての役割がますます重要になります。講演では、実際にICTを活用した先進的な学校の事例が紹介され、活き活きと学ぶ子どもたちの姿や、新しい役割に挑戦する先生方の様子が伝えられました。

まとめ

藤村先生は、これからの時代を生き抜く子どもたちには、情報活用能力や問題発見・解決能力が不可欠であると説かれました。私たちは、教育改革とICT活用を両輪とし、子どもたちが未来を自ら切り拓く力を育むための環境づくりを、今後も推進していきます。