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掲示板
【弓道部】令和5年度インターハイ弓道競技 結果報告②(団体戦)
日 時:8/4(予選)•8/5(決勝1•2回戦)•8/6(準々決勝•準決勝•決勝)
場 所:北海道真駒内セキスイハイムアイスアリーナ特設弓道場
競技方法:近的競技【団体競技】
●予 選:各自4射、1団体計20射を行い、的中数上位より32チームを通過とする。
●決 勝:トーナメント方式により、各自4射、1団体計20射を行い、的中数により勝敗を決定する。
※同中の場合は、各自1射、1団体5射の競射を行い、勝敗を決定する。
【本校出場選手】
男子:①松尾、②藤髙、③三原、④竹口、⑤上西、[控]藤田
【競技結果】
●予 選(32/48チームが通過)
14中/20射(松尾:3中、藤髙:2中、三原:2中、竹口:皆中、上西:3中)
※予選通過!!(予選7位通過)
【決勝トーナメント表】
⏬大きいサイズはコチラ
●決勝トーナメント1回戦
佐原[千葉]11ー11渦潮 (松尾:皆中、藤髙:1中、三原:1中、竹口:2中、上西:3中)
※同中のため競射へ!!
●同中競射
⚪︎佐原[千葉]3ー2渦潮× (松尾:⚪︎、藤髙:×、三原:×、竹口:×、上西:⚪︎)
決勝トーナメント2回戦へ駒を進めることはできませんでした。
今大会も"全国ベスト8"を目標に掲げ、6月の県総体後より練習に取り組みました。
しかし、試合当日を迎えるまでは苦難の日々でした。
試合が近づくにつれ、誰かが調子を上げても誰かが下がるという具合で、
上手く歯車が噛み合わず焦る気持ちだけが大きくなるという状況もありました。
どんなに必死に取り組んでも的中がついて来ず、選手達と顧問の僕が衝突することもありました。
しかし、どんな状況下でも決して諦めずに自分や仲間と向き合い続け、出発日を迎えました。
元々、チームの結束力は強いチームでしたが、
現地入りしてからは、日を追うごとにさらにその絆は深まり、試合前の練習では高的中を記録し続けていました。
予選ではほぼいつも通りの的中が出ましたが、決勝では重圧のせいか、いつものような的中は出ませんでした。
11ー11の同中で迎えた競射でも、チームとして2中/5射という結果で、あと1本足りず惜敗でした。
「あと1本」が果てしなく遠く感じた瞬間でした。
試合を終え退場した後、選手達は全員悔し涙を流していました。
勝利間近での敗北だったので、色々な感情が交錯し、気持ちを切り替えるのにも時間を要しました。
しかし、この涙は全てにおいて真剣に、そして全力で向き合ってきた証です。
そして、この悔しさもこの地に立った選ばれし者だけが味わえる感情です。
入賞はできなかったけれど、僕からみんなに心の優勝杯をそっと渡したいと思います。
試合後のミーティングでは、県総体、四国大会、インターハイと続いてきた
今までの道のりを振り返り、今大会で引退となる3年生4人(藤髙、松尾、竹口、三原)から2年生へ、
一人ひとりの思いを伝えました。
2年前はまだ幼かった彼らも、今や部の模範として後輩を牽引する立派な一人の大人としてここにいます。
辛い時も苦しい時もどんな時も、このメンバーで乗り越え、
そして3年生男子4名全員が団体メンバーとしてこの舞台に立てたこと、心から誇りに思います。
ミーティングでの4名の言葉を、2年生は涙ながらに聞き入っていました。
男の園、青の春です。
3年生が拓いた道を、2年生がしっかりと歩んでいけるよう、
先輩の背中を忘れずに、これからも日々の練習に取り組んでいきましょう。
引退となった3年生のみんな、今まで本当にありがとう。
そして、お疲れさま!
≪徳島新聞(8月6日)の記事≫
⏬高画質版はコチラ
【弓道部】第12回紫灘旗出場高校弓道大会 近的の部 結果報告
日 時:8/18(金)
場 所:福岡県博多の森弓道場
競技方法:近的競技【団体競技(3人立)•個人競技】
《団体競技》
●予 選:各自4射2立、1団体計24射を行い、的中数上位より8チームを通過とする。
●決 勝:各自4射、1団体計12射を行い、3立の総的中数(計36射)で順位を決定する。
※同中の場合は、各自1射、1団体3射の競射を行い、勝敗を決定する。
《個人競技》
●予 選:各自8射で男子6中以上、女子5中以上の選手を予選通過とする。
●決 勝:各自4射を行い、3立の総的中数(計12射)で順位を決定する。
※同中の場合は、各自1射の競射を行い、勝敗を決定する。
※団体戦出場者は、団体戦の成績を個人戦の成績とする。
この近的大会は「紫灘旗全国高校遠的大会」に出場する高校に出場権が与えらます。
また、「福岡県高校夏季弓道大会」と兼ねられた大会で、
簡単に言えば、福岡県の高校+福岡県外の全国大会出場校が集う大会というイメージです。
しかし、実際のところ福岡県外から参加のチームは男子は44チーム中、本校含めた4チーム、
女子は46チーム中、本校含めた3チームのみで、
男女ともにその他の約40チームが福岡県の高校の選手ということで、完全アウェイの雰囲気のなかでの試合でした。
本校としても、本戦である全国遠的大会の前日にある近的の試合なので、
試合の感覚を取り戻すための、祭り本番の前夜祭のようなイメージで参加しました。
【本校出場選手】
女子:①寺内、②神田、③上野、[控]藤坂
男子:①藤川、②藤田、③大森、[控]山田
【競技結果】
●団体予選(1立目)
女子:4中/12射 (寺内:残念、神田:2中、上野:2中)
男子:6中/12射 (藤川:1中、藤田:皆中、大森:1中)
●団体予選(2立目)
女子:3中/12射 (藤坂:残念、神田:2中、上野:1中)、計7中/24射
男子:6中/12射 (山田:1中、藤田:3中、大森:2中)、計6中/24射
⇒ 男子団体チームが予選通過(予選6位通過)
●団体決勝(3立目)
男子:4中/12射 (山田:2中、藤田:2中、大森:残念)、3立計16中/36射
⇒ 入賞ならず
●個人予選
※団体戦の記録が個人戦の記録となる。
女子:予選通過者なし
男子:藤田が予選通過
●個人決勝
藤田2中、3立計9中/12射
⇒ 入賞ならず
男女ともに入賞できませんでした。
女子団体は予選通過まであと1中、
男子団体は決勝へ進出するも、入賞まであと3中足りませんでした。
藤田も個人で決勝進出するも、入賞まであと1中足りませんでした。
インターハイでも経験しましたが、男女ともに「あと1本」の壁に今大会も阻まれることとなりました。
男女の団体チームは、県外での実戦は3年生の引退後初となる新チームです。
また、県外試合経験者も8名中2名と、県外大会自体が初めての選手が多い若いチームです。
県外大会において結果を出すことの困難さに直面し、全員が悲しい思い、悔しい思いを経験しました。
しかしながら、その「経験」が必ずや後の糧となると思います。
"人生で経験することに無駄なことは何ひとつない"という言葉を聞いたことがあります。
この痛み、辛さを、翌日の遠的大会、そして今後の県内大会、県外大会へ上手く昇華し、
先輩方が示してくれた道を歩んでいけるよう心から願っています。
【弓道部】第25回紫灘旗全国高校遠的弓道大会 結果報告
日 時:8/19(土)<予選>•20(日)<決勝>
場 所:福岡県久留米アリーナ弓道場
競技方法:遠的競技【団体競技(3人立)】
●予 選:各自4射2立、1団体計24射を行い、的中数上位より8チームを通過とする。
●決 勝:トーナメント方式で、各自4射、1団体計12射を行い、的中数により勝敗を決定する。
※同中の場合は、各自1射、1団体3射の競射を行い、勝敗を決定する。
【本校出場選手】
女子:①寺内、②神田、③上野、[控]藤坂
男子:①藤川、②藤田、③大森、[控]山田
【競技結果】
●予 選(1立目)
女子:2中/12射 (寺内:残念、神田:1中、上野:1中)
男子:4中/12射 (藤川:1中、藤田:3中、大森:残念)
●予 選(2立目)
女子:7中/12射 (藤坂:2中、神田:2中、上野:3中)、計9中/24射
男子:3中/12射 (藤川:3中、藤田:残念、山田:残念)、計7中/24射
男女ともに決勝進出はなりませんでした。
予選通過ラインについて、男子は17中以上、女子は13中以上でした。
全国大会の高い壁を痛感しました。
また、"いつも通り"の的中を出すことの厳しさにも、前日の大会から引き続き改めて直面しました。
今大会へ参加するにあたり、3泊4日、男女8名で臨むことになりましたが
滞在3日目の本試合に至るまでにも多くの困難があったし、試合当日にも細かいアクシデントがありました。
試合前日、男女間の意見の相違で男女が対立したり、
試合当日にも男子間、女子間、また男女間で歯車が噛み合わないシーンが何度もありました。
男女で県外大会に出場するのが初となる今回、想定外のハプニングが多発しました。
しかし、時間をかけて選手同士が向き合い、意見を出し合い、ぶつかり合ったり譲歩したりもしながら、
顧問も含めて全員で乗り越えていこうと歩みを進めました。
今大会を振り返り、男女一緒に県外大会へ臨むことの困難さに戸惑いながらも、
自分の感情とチーム全体の状態とのバランスを考えることの大切さに触れ、
"自分ごと"として解決していこうとする選手達の姿勢に感動を覚えました。
熟練のチームからすれば「何その基本的なこと」と思われるかもしれませんが、
無知の知と言うか、実際に自分達の肌で触れて経験することで見えたもの、感じられたものがあったと思います。
鉢植えに植えた種が発芽した瞬間のような感覚です。
チームとしては、男女ともにまだ若葉マークを付けた未熟なチームかもしれません。
しかし、教習所を卒業し、公道を走り出した車のように、
これからの運転でどのようなドライブ・テクニックを身に付けていくのか楽しみで仕方ありません。
入賞はおろか、決勝進出もできなかったけれど、この福岡の地での経験値は確実に今後に繋がっていくでしょう。
男女ともにチームとして今はまだ見えない、知らないことが多いですが、
少しずつでも前進し、「未知」を「道」にしていってください。
3泊4日...特濃でした。
腹を下さないよう気を付けます。
カマンベールチーズよりも濃密な味の経験をさせてくれた皆さん、本当にありがとう!
そして、お疲れさま!
【弓道部】第55回県高校弓道新人学年別選手権大会 結果報告
日 時:9/16(土)
場 所:鳴門・大塚スポーツパーク弓道場
競技方法:近的競技・個人競技
●予 選:各自4射1立を行い、1年生は男女とも2中以上、2年生は男女とも3中以上の的中者を予選通過とする。
●決 勝:各自4射1立を行い、最高的中者を優勝とする。
※最高的中者多数の場合は、射詰競射により順位を決定する。
「弓道」は他の競技と比べて「個人的な競技」と言われます。
対戦相手と直接闘う訳でもないし、的が襲ってくる訳でもありません。
向き合うは動かない的、それと自分自身。
的と自分だけの無心の空間をつくる、それこそが勝利の鍵だと言われたりもします。
今大会は「個人戦」のみの大会なので、「団体戦」よりもその色は強いと思います。
的中をしても誰に貢献する訳でもなく、外しても誰に迷惑をかける訳でもありません。
夏のインターハイ、そして紫灘旗全国遠的大会から約1ヶ月。
3年生引退後初の公式戦です。
今大会がデビュー戦の選手もいます。
全員が良い射をすることでお世話になった先輩達への恩返しをしようと、気持ちをひとつに臨みました。
【競技結果】
●予 選(4射)
《1年女子》小林:残念、明松:3中
▶︎明松が予選通過!!
《1年男子》山﨑:2中、大屋敷:2中、板東:1中
▶︎山﨑、大屋敷が予選通過!!
《2年女子》藤坂:1中、寺内:1中、神田:1中、上野:3中
▶︎上野が予選通過!!
《2年男子》山田:1中、丸笹:1中、上西:皆中、藤田:1中、大森:残念、藤川:3中、木内:2中、向井:残念
▶︎上西、藤川が予選通過!!
⚫︎決 勝(4射)
《1年女子》明松:2中
《1年男子》山﨑:3中、大屋敷:3中
《2年女子》上野:3中
《2年男子》上西:2中、藤川:1中
▶︎明松、上西が順位決定のための遠近競射へ!!
明松:×
上西:⚪︎
▶︎山﨑、大屋敷、上野が優勝決定のための射詰競射へ!!
山﨑:⚪︎×⚪︎⚪︎✖️
大屋敷:⚪︎××
上野:×⚪︎
※5射目からは直径24㎝星的使用
結果…
大屋敷:4位!!
上西:3位!!
山﨑:準優勝!!
上野:優勝!!
今大会、入賞者も多かったですが、1年から2年まで男女の全学年で予選通過者が出ました。
これは過去にないくらい珍しいことで、技術・弓道と向き合う心も含め全体的なレベルが上がっている証拠だと思います。
そして、入賞できなかった者は、仲間の入賞に嬉しい気持ちを持ちつつも、
自分の入賞を逃したことの悔しさもあり、複雑な感情に悩まされていたと思います。
しかし、「悔しい」ということは、普段の練習に真剣に取り組んでいる証です。
真剣に取り組んでいない者には「悔しい」という感情すら湧いてきませんから。
弓道だけでなく、どの武道・スポーツにも共通することですが、
普段の練習はしんどかったり苦しかったり辛いことの方が多いかもしれません。
しかしながら、その苦しさ、そして自分自身と真摯に向き合い、
光が見えなくても前に進み続けた者にだけ見ることができる景色があります。
今回優勝した上野も、県総体後から主将を務め、
部員を牽引しながら常に自分自身、そして弓道と向き合い続けていました。
いくら向き合い続けても的中は思うようについて来ず、その期間も長期に及び、苦しんでいました。
しかし、主将という立場上、辛い表情を見せないよう気丈に振る舞い、人知れず涙を流していたのかもしれません。
顧問の僕が知らないところで、きっと想像以上の苦労をしてきたのだと思います。
しかし、ここでしっかりと歴史にその名を刻み、1年の後輩達にも良いかたちで「あるべき姿」を示したと思います。
先輩達が残してくれた「教え」は今、着実に2年生へと引き継がれ、
そしてその2年生は背中で1年生達へ道を示そうとしています。
これからも僕は選手全員の最高のパートナーであり、最も熱心なファンで居続けたいと思います。
今後も傍らでその活動を見守らせてください。
〜次回の試合〜
10/7(土)に全徳島弓道大会が開催されます。
コロナ禍で実施できていなかったため、開催は実に4年振りです。
3年生引退後初となる1•2年生のみの公式団体戦(3人立)です。
言い換えれば、この試合が公式団体デビュー戦となります。
試合までの期間は僅かですが、一日一日を大切に、これからも精進していきたいと思います。